ワイヤレスイヤホンとして人気のAirPodsをパソコンで使いたいのに、接続方法がわかりにくくて戸惑う人は少なくありません。
WindowsでもMacでも基本の流れは同じですが、画面の表示やメニュー名が少しずつ違うため、正しい手順を押さえておくことが大切です。
ここではAirPodsをパソコンに接続する5つの基本ステップを軸に、WindowsとMacそれぞれの設定方法や、音が出ないときの原因と対処のポイントまで順番に整理します。
オンライン会議や動画視聴、ゲームなどで安定して使うための注意点も紹介するので、最初から最後まで読み進めれば、AirPodsをパソコンで快適に使えるようになるはずです。
AirPodsをパソコンに接続する基本手順5ステップ
まずはWindowsでもMacでも共通するAirPods接続の全体像を把握し、どんな順番で操作すればよいのかイメージできるようにします。
接続に必要な条件
AirPodsをパソコンに接続するには、パソコン側にBluetooth機能が搭載されているか、別途Bluetoothアダプターを用意して有効にしておく必要があります。
WindowsではWindows10以降、Macでは比較的新しいmacOSであれば、標準でBluetooth機能が使えることがほとんどです。
社内PCなどでBluetoothが無効化されている場合は、システム管理者のポリシーで制限されていないかも事前に確認しておきましょう。
AirPods本体と充電ケースの電池残量が不足していると接続が途中で途切れやすくなるため、使用前に充電しておくことも重要です。
WindowsでのBluetooth開始操作
Windows11ではスタートボタンから設定を開き、Bluetoothとデバイスを選んでBluetoothをオンにすることで接続の準備が整います。
Windows10の場合は設定からデバイスを選び、Bluetoothとその他のデバイス画面でBluetoothスイッチをオンに切り替えます。
ノートパソコンによってはキーボードのファンクションキーにBluetoothのオンオフが割り当てられている機種もあるため、うまく見つからないときは取り扱い説明書も確認します。
Bluetoothの項目自体が見つからない場合は、そのパソコンがBluetooth非対応である可能性があるため、後述するアダプター利用を検討しましょう。
MacでのBluetooth開始操作
Macでは画面左上のAppleメニューからシステム設定を開き、サイドバーのBluetoothを選んで機能をオンにします。
macOSのバージョンによってはシステム環境設定と表示される場合もありますが、基本的な操作の流れは同じです。
メニューバーにBluetoothアイコンを表示しておけば、今後はそこからワンクリックでオンオフの切り替えや接続状態の確認ができるようになります。
自宅と職場など複数のMacでAirPodsを使う予定がある場合は、どのMacでも同じようにBluetooth設定を開けるよう場所を覚えておくとスムーズです。
AirPodsのペアリング準備
AirPodsをパソコンと初めてつなぐときや接続し直すときは、まず充電ケースに両方のAirPodsを入れた状態で蓋を開けます。
AirPodsの世代によって操作が少し異なり、多くのモデルではケース背面の設定ボタンをステータスランプが白く点滅するまで数秒押し続けます。
AirPods4や一部の新しいモデルでは、ケース前面をダブルタップして白い点滅状態にする仕様が採用されています。
ランプが白く点滅している間がペアリング待機状態になるため、このタイミングでパソコン側の接続操作を進めます。
Windowsでの接続操作
Windows側でBluetooth設定画面を開いたら、デバイスの追加やBluetoothの追加といったボタンをクリックして新しいデバイスの検索を開始します。
検索結果にヘッドホンやAirPodsの名前が表示されたら、それを選択し接続ボタンを押すことでペアリングが完了します。
接続が終わると完了と表示されたり、デバイス一覧にヘッドホンアイコン付きでAirPodsが登録されたりします。
一度ペアリングが完了すれば、次回からはケースの蓋を開けるだけで自動的に接続されることが多いため、初回設定を丁寧に行うことが大切です。
Macでの接続操作
Macではシステム設定のBluetooth画面で近くのデバイスの一覧を表示し、その中からAirPodsの名前を探して接続ボタンをクリックします。
接続中の表示が完了すると、一覧上で接続済みや使用中といったステータスに変わります。
メニューバーのBluetoothアイコンやサウンドアイコンからでも、AirPodsを選んで音声出力先を切り替えることができます。
MacにサインインしているApple IDとAirPodsを紐づけておけば、同じApple IDでログインしている他のMacやiPhoneとも自動接続がしやすくなります。
Windowsパソコン側の設定ポイント
ここではWindows11やWindows10でAirPodsを安定して使うために知っておきたいメニュー位置や音声設定のポイントを整理します。
Windows11のメニュー位置
Windows11ではスタートメニューから歯車アイコンの設定を開き、左側のメニューからBluetoothとデバイスを選ぶのが基本的な入り口です。
Bluetoothとデバイスの画面では、Bluetoothスイッチをオンにし、デバイスの追加ボタンからAirPodsを登録できます。
タスクバー右下のクイック設定パネルにもBluetoothアイコンがあり、そこからオンオフを切り替えることも可能です。
ノートパソコンの場合は、節電設定でBluetoothが自動的にオフになることがあるため、接続が切れる場合は電源設定も一緒に見直しましょう。
Windows10の設定画面
Windows10では設定を開いたあと、デバイスの項目からBluetoothとその他のデバイスを選ぶことでAirPodsを登録する画面に移動します。
Bluetooth項目が見つけにくい場合は、設定画面右上の検索ボックスにBluetoothと入力すると素早く該当メニューへ移動できます。
- スタートメニューから設定を開く操作
- デバイスからBluetoothとその他のデバイスを開く流れ
- Bluetoothスイッチのオンオフ切り替え
- デバイスの追加ボタンの位置
出力デバイスの選択
AirPodsが接続済みと表示されていても、出力デバイスが別のスピーカーになっていると音がパソコン本体から出てしまいます。
Windowsでは設定のシステムからサウンドを選び、出力デバイスの一覧でAirPodsを選択することで音の出力先を切り替えられます。
| 設定画面 | システムのサウンド |
|---|---|
| 出力デバイス | ヘッドホンやAirPodsの名称 |
| 入力デバイス | 内蔵マイクかAirPodsかの選択 |
| 音量の調整 | アプリごとの音量スライダー |
オンライン会議では入力デバイスもAirPodsに切り替えておかないと、マイクが内蔵マイクのままになって周囲の雑音を拾ってしまうことがあります。
Bluetooth非対応パソコンの対処
デバイスの追加画面にBluetoothの項目が表示されない場合は、そのパソコンがBluetooth非対応またはドライバー未インストールの可能性があります。
その場合はUSB接続タイプのBluetoothアダプターを用意し、メーカーの手順に従ってドライバーをインストールしてから接続を試します。
会社支給PCなどではUSBポートへの機器接続が制限されていることもあるため、事前にルールを確認しておくことが重要です。
アダプターを追加した場合でも、最終的な接続操作は通常のBluetooth設定画面から行う点は変わりません。
Macでの設定ポイント
MacではBluetooth設定に加えて、サウンドの入出力切り替えやメニューバーの活用によってAirPodsをよりスムーズに使えるようになります。
システム設定からの操作
MacではAppleメニューからシステム設定を開き、サイドバーのBluetoothを選んでAirPodsを一覧から選択し接続ボタンを押すのが基本の流れです。
AirPodsが一覧に表示されていない場合は、充電ケースの蓋を開けてペアリングボタンを押し、近くのデバイスとして再度表示されるのを待ちます。
macOSのバージョン違いによってボタン位置や表記が多少違っても、Bluetoothをオンにして一覧から接続するという大きな流れは共通です。
システム設定で一度登録しておけば、その後はメニューバーやコントロールセンターから接続操作を行うことも可能になります。
メニューバーからの接続
よくAirPodsをMacで使う場合は、メニューバーにBluetoothアイコンやサウンドアイコンを表示しておくと接続作業が大幅に楽になります。
サウンドのメニューを開くと、出力先の一覧にAirPodsが表示されるので、クリック一つでMac本体スピーカーからAirPodsへ切り替えられます。
- メニューバーのBluetoothアイコン表示設定
- サウンドメニューでの出力先切り替え
- 接続済みデバイスの状態確認
- 簡単な切断と再接続の操作
作業中に一時的にスピーカーへ戻したいときも、メニューバーからすぐに出力先を変更できるため、場面ごとの切り替えがスムーズになります。
入力と出力の切り替え
Macのシステム設定にはサウンドの項目があり、出力タブと入力タブの両方でAirPodsを選択することで、スピーカーとマイクをまとめて切り替えられます。
オンライン会議アプリによってはアプリ内の設定から音声デバイスを指定できるため、Mac側とアプリ側の両方でAirPodsが選ばれているか確認が必要です。
動画視聴など聞くだけの用途では出力だけをAirPodsにして、マイクは内蔵マイクのまま使うといった組み合わせも可能です。
配信や録音など音質を重視する場面では、専用マイクとAirPodsを別々に設定する運用も検討するとよいでしょう。
自動切り替えの挙動
AirPodsは同じApple IDに紐づいた複数のAppleデバイス間で自動切り替えする機能があり、iPhoneの再生を始めるとMacでの再生が中断されることがあります。
作業中に突然音が切れる場合は、近くのiPhoneやiPadが自動的にAirPodsを奪っている可能性を疑ってみましょう。
自動切り替えを避けたい場合は、デバイスごとのBluetooth設定で自動接続の設定をオフにする方法もあります。
仕事用とプライベート用のデバイスを分けている人は、どのデバイスを優先的にAirPodsと組み合わせるかを事前に決めておくと混乱が減ります。
AirPodsが接続できない主な原因
ここではAirPodsがパソコンに接続できないときによくある原因と、順番に試したい対処の流れを整理します。
バッテリー残量不足
AirPods本体や充電ケースのバッテリーが少ないと、ペアリング途中で電源が落ちたり、接続してもすぐに切断されたりすることがあります。
まずはケースに両方のAirPodsを収納し、しばらく充電してから再度接続を試みるのが基本です。
ステータスランプがオレンジ色に点滅する場合は充電不足や通信エラーを示していることが多いため、十分に充電したうえでリセット操作も検討します。
長期間使っているAirPodsの場合はバッテリー自体の劣化もありえるため、充電しても持ちが極端に悪い場合は交換も視野に入れましょう。
ペアリング情報の不整合
以前接続していたパソコンやスマートフォンの情報が残ったままだと、新しいパソコンからの接続に失敗することがあります。
この場合はWindowsやMacのBluetooth設定で、AirPodsのデバイス情報を一度削除し、再度最初からペアリングをやり直すのが効果的です。
複数のデバイスに順番に接続しているうちに、古い接続履歴が干渉して認識に時間がかかるケースもあります。
接続先を整理したいときは、使っていないデバイスのBluetooth登録も合わせて削除しておくと安定しやすくなります。
Bluetoothの電波干渉
AirPodsはBluetoothを使っているため、周囲に2.4GHz帯の無線機器が多いときは電波干渉によって音切れや接続失敗が起きることがあります。
無線マウスやキーボード、WiFiルーターなどの位置を少し離したり、パソコンとAirPodsの距離を近づけたりするだけでも改善する場合があります。
特にUSBハブや金属の多いデスク周りでは、電波が遮られて接続が不安定になりやすいため、USBポートの位置を変えてみるのも一つの手です。
どうしても混み合うオフィス環境では、有線イヤホンとの使い分けも視野に入れながら状況に応じて選択していきましょう。
デバイス台数の上限
AirPodsは複数のデバイスとペアリングできますが、登録できる台数には上限があり、限界に達すると新しいデバイスを追加できないことがあります。
長く使っているAirPodsほど過去のスマートフォンやタブレットの情報が残りがちなので、使っていないデバイスの登録解除を行うとよいでしょう。
家族で共用している場合や仕事用端末が多い場合は、どのデバイスを優先して登録するか整理しておくとトラブルが減ります。
ペアリング情報をリセットすると全ての登録が消えるため、どうしても原因がわからないときの最終手段として覚えておきましょう。
故障が疑われるケース
十分に充電し、ペアリング情報もリセットしているにもかかわらず、どのデバイスにも接続できない場合はAirPodsやケースの故障を疑います。
片側だけ音が出ない場合は、スピーカー部分の汚れや耳垢の詰まりが原因のこともあるため、柔らかいブラシなどで優しく掃除してみましょう。
それでも改善しない場合は、Appleサポートや正規サービスプロバイダに相談し、診断や修理の案内を受けるのが安全です。
無理に分解しようとすると保証対象外になってしまうため、自分で内部に手を加えることは避けたほうが賢明です。
オンライン通話で快適に使うコツ
最後に、AirPodsをパソコンのオンライン会議やボイスチャットで快適に使うための設定と注意点を確認しておきます。
マイク入力の選択
オンライン会議アプリでは、スピーカーだけでなくマイク入力のデバイスも個別に選べるため、アプリごとの音声設定を見直すことが重要です。
WindowsやMac側でAirPodsを既定の入出力機器に設定していても、アプリ内設定が内蔵マイクのままになっていると期待した音質が得られません。
会議に参加する前にテスト通話機能を使って、自分の声がAirPodsのマイクから入力されているかを確認すると安心です。
複数の会議ツールを併用している場合は、それぞれのアプリで音声デバイス設定をチェックしておきましょう。
遅延の特徴
AirPodsを含むBluetoothイヤホンはどうしても有線イヤホンより音の遅延が大きいため、音ゲーや競技性の高いゲームではタイミングがずれることがあります。
オンライン会議や動画視聴ではほとんど気にならない程度の遅延ですが、プレイスタイルによっては操作感に影響することもあります。
ゲーム用途で遅延が気になる場合は、有線ヘッドセットと用途に応じて使い分けるのが現実的な妥協点です。
どうしてもワイヤレスでゲームをしたい場合は、低遅延コーデックに対応した専用アダプターなども併せて検討するとよいでしょう。
ノイズキャンセリングの活用
AirPods Proシリーズにはアクティブノイズキャンセリング機能があり、オフィスやカフェなど騒がしい環境でも相手の声を聞き取りやすくできます。
ただし周囲の音が聞こえにくくなるため、自宅で家族の呼びかけに気づきにくくなったり、屋外で安全確認がしづらくなったりする点には注意が必要です。
外部音取り込みモードを上手に使えば、周囲の音を聞きながら会話もできるため、状況に応じてモードを切り替える習慣をつけると便利です。
重要な会議では、事前にノイズキャンセリングのオンオフを試して、自分の集中しやすい環境を見つけておきましょう。
ビジネス利用での注意
ビジネスシーンでは、AirPodsのデザインやホワイトカラーがカジュアルに見えることもあるため、会社の雰囲気や取引先との距離感によって使い分けが必要です。
オンライン面接や商談では、接続トラブルが起きにくい有線ヘッドセットを予備として用意しておくと安心感が高まります。
社内規定で業務用パソコンへの私物デバイス接続が制限されている場合もあるため、AirPodsを使う前にルールを確認しておきましょう。
ルールや雰囲気の許す範囲であれば、AirPodsは軽量で長時間装着していても疲れにくく、在宅勤務の相棒として非常に扱いやすい選択肢になります。
AirPodsをパソコンで使うときに押さえたい要点
AirPodsをパソコンで快適に使うには、Bluetooth機能の有無や設定画面の位置など基本的な環境を整えたうえで、WindowsとMacそれぞれの接続手順を正しく理解しておくことが重要です。
接続できないときはバッテリー残量やペアリング情報の不整合、電波干渉など原因の候補を一つずつつぶしていくと、落ち着いて対処しやすくなります。
オンライン通話やゲームでの利用では、入出力デバイスの設定や遅延の特性に気を配り、必要に応じて有線ヘッドセットとの使い分けも検討するとよいでしょう。
これらのポイントを押さえておけば、AirPodsをパソコンにつなぐ場面でも迷うことが減り、仕事やプライベートのさまざまなシーンでストレスなく活用できるようになります。

