Microsoft Teamsでメッセージが送信中のまま止まり相手に届かない状況が続くと、仕事の進行が止まってしまい強いストレスになります。
特にチャネル投稿や添付ファイル付きのメッセージでトラブルが起きると、再送してよいのか判断に迷う人も多いはずです。
ここではTeamsでメッセージが送信中のまま戻らない主な原因と、端末別に試せる具体的な対処手順を整理します。
デスクトップアプリやブラウザ版、スマホアプリそれぞれでできる切り分け方法も紹介するので、順番に実行しながら問題の箇所を絞り込みましょう。
Teamsでメッセージが送信中のまま止まる原因別5つの対処法
このセクションではTeamsでメッセージが送信中のまま動かなくなる典型的な原因を五つに分け、それぞれに対して今すぐ試せる対処法を解説します。
原因を感覚で決めつけず、どのパターンに自分の状況が近いかを一つずつ照らし合わせることが、遠回りに見えて最短ルートになります。
送信中の表示が出ていても裏側で通信は続いている場合があるため、慌てて連投したりアプリを何度も再起動したりする前に、落ち着いて状況を整理しましょう。
一時的な通信不良
最も多いのが一時的な通信不良で、実際にはインターネット接続が不安定なためにメッセージが送信中のまま止まっているケースです。
ブラウザで別サイトを開いたり、他のオンラインサービスを利用したりしてみて、通信が遅いか途切れていないかを確認しましょう。
家庭のルーターを使っている場合は、電源を抜いて数十秒待ってから入れ直すだけで状況が改善することも少なくありません。
会社や学校のネットワークを使っているなら、自分だけなのか全体なのかを周囲に聞き、広範囲なら管理者へ連絡するのが近道です。
アプリ不具合
通信に問題がなくても、Teamsデスクトップアプリ自体の不具合が原因で送信中の表示が戻らなくなることがあります。
この場合はアプリの再起動やサインアウトとサインインのやり直し、キャッシュ削除などクライアント側のリフレッシュが有効です。
一度アプリを完全終了し、タスクトレイやバックグラウンドに残っていないかも合わせて確認してください。
最新バージョンにアップデートしていない場合は、更新することで不具合が解消されるケースも多く見られます。
アカウント認証エラー
Teamsは裏側でMicrosoftアカウントや組織アカウントの認証情報を利用しており、そこに不整合が起きるとメッセージが送信中のまま固まることがあります。
別のデバイスやブラウザから同じアカウントでサインインしている場合、認証トークンの更新タイミングでエラーが発生することもあります。
このようなときは一度Teamsからサインアウトして再度サインインし直すか、Windowsの資格情報マネージャーなどで古い資格情報を整理する方法が有効です。
サインインし直すとメッセージがまとめて送信される場合は、認証周りに原因があったと考えられます。
添付ファイルやURLのエラー
メッセージの本文だけでなく、添付ファイルや貼り付けたURLに問題があって送信中から進まないケースもあります。
大容量のファイルを添付している場合はアップロードに時間がかかっているだけのこともあるので、しばらく様子を見てから判断しましょう。
一方で同じファイルをSharePointやOneDriveに直接アップロードしたときにエラーになるようなら、ファイル名やパスの問題を疑ってください。
URLを含むメッセージだけが送信中のままになるときは、そのURL先がブロック対象になっている可能性もあるため、URLを外した状態で再送してみるのが安全です。
組織側の障害やメンテナンス
自分の端末やネットワークに問題がなくても、Microsoft 365側の障害や組織のポリシー変更が原因で送信中のままになることがあります。
同じ組織の他のメンバーも似た現象を報告している場合は、自分だけで原因を抱え込まず管理者に状況を共有しましょう。
管理者がMicrosoft 365のサービス状態ページや管理センターを確認することで、広範囲な障害やメンテナンス情報を把握できます。
自分でできる対処を一通り試しても改善しないときは、いつからどの端末で発生しているかを整理して報告することが、解決への近道になります。
デスクトップアプリで送信中が続く場合の対処手順
ここからはWindows版やMac版のTeamsデスクトップアプリで、送信中の表示が続くときの具体的な対処手順を確認します。
デスクトップアプリだけで問題が起きているのか、ブラウザ版やスマホ版でも同様なのかを切り分けることが重要です。
まずはWindows側の設定を見直し、次にMac環境の調整、そのうえでアプリの種類を切り替えながら原因を絞り込んでいきましょう。
Windows設定の確認
WindowsでTeamsを利用している場合は、アプリだけでなくOS側の設定も合わせて確認する必要があります。
特にプロキシ設定やセキュリティソフトの常駐監視が通信を妨げていると、メッセージが送信中のままになることがあります。
以下の表を参考に、よくある確認ポイントを順番に見直していきましょう。
| 確認項目 | 概要の目安 |
|---|---|
| Teams更新 | 最新バージョンへのアップデート実施 |
| サインイン状態 | サインアウト後の再サインイン実行 |
| キャッシュ削除 | Teamsキャッシュフォルダの整理 |
| プロキシ設定 | 社内プロキシやVPNの一時無効化確認 |
| セキュリティソフト | リアルタイム監視の一時停止による切り分け |
Mac環境の再調整
Mac版Teamsでも送信中のままになる場合は、アプリの再起動やアンインストールと再インストールだけでなく、環境全体の再調整が有効です。
まずはMac自体を再起動し、他のアプリでネットワークが安定して利用できるかを確認しましょう。
それでも改善しないときは、Teamsのキャッシュフォルダを削除したうえで最新バージョンを入れ直すと、動作が安定することがあります。
社内管理のMacの場合は、セキュリティポリシーやプロキシ設定の変更が影響していることもあるため、管理者への確認も忘れないでください。
アプリ種別の切り替え
デスクトップアプリだけで送信中のままになるときは、ブラウザ版やスマホ版を使って一時的に回避しつつ原因を切り分ける方法が役立ちます。
同じアカウントでブラウザ版にサインインして送信できるなら、デスクトップアプリ側の問題だと判断できます。
一時的に別のアプリ種別へ切り替えることで、仕事を止めずに連絡を進めながら、落ち着いてデスクトップアプリの調整を行えます。
切り替えの優先度は次の順番で考えるとスムーズです。
- ブラウザ版Teamsへの切り替え
- スマホアプリからの送信
- 別端末のデスクトップアプリ利用
ブラウザ版やスマホ版で送信中が止まる場合の確認点
ブラウザ版やスマホアプリ側で送信中の表示が戻らない場合は、ブラウザ特有の制限やモバイル端末の通信状態を中心に確認する必要があります。
デスクトップアプリと違い、拡張機能や省データ設定、節電モードなどが影響していることも少なくありません。
ここではブラウザ版の確認ポイントとキャッシュ整理の手順、スマホアプリ特有の対処について整理します。
ブラウザ特有の原因
ブラウザ版Teamsで送信中のまま止まるときは、ブラウザのバージョンや拡張機能、Cookie設定などが影響している可能性があります。
複数のブラウザを試して差が出るかどうかを確認すると、問題の切り分けがしやすくなります。
次のような観点で自分のブラウザ環境を見直してみましょう。
| 項目 | 見直しポイント |
|---|---|
| ブラウザ種類 | EdgeやChromeなど複数ブラウザで動作比較 |
| 拡張機能 | 広告ブロッカーやセキュリティ拡張の一時無効化 |
| Cookie設定 | サードパーティCookie制限の緩和確認 |
| プライベートウィンドウ | シークレットモードでの再現テスト |
| ログイン状態 | 一度サインアウトしてサインインやり直し |
キャッシュ整理の手順
ブラウザキャッシュに古い情報が残っていると、Teamsの画面表示と実際の状態がずれて送信中のままのように見えることがあります。
その場合はブラウザごとにキャッシュとCookieを整理することで、画面が最新状態に追いつくことがよくあります。
具体的な手順はブラウザによって異なりますが、大まかな流れは次のように共通しています。
- 設定メニューから閲覧履歴やサイトデータの画面を開く
- キャッシュされた画像とファイルを選択する
- Teams関連のCookieやサイトデータを削除する
- ブラウザを再起動してTeamsに再サインインする
スマホアプリの対処
AndroidやiPhoneのTeamsアプリで送信中のままになる場合は、モバイルデータの制限や省電力モードが影響していることがあります。
まずはWi-Fiとモバイルデータを切り替えたり、別のアプリで通信が安定して行えるかを確認しましょう。
それでも改善しないときは、アプリのキャッシュ削除や再インストール、OSとアプリのアップデート適用を順番に試していきます。
企業や学校支給のスマホでは、管理アプリが通信を制御している場合もあるため、自己判断で設定を大きく変える前にルールを確認してください。
原因不明の送信中トラブルに気付いたときの最終確認
ここまでの対処を試しても送信中の表示が続く場合は、自分だけではどうにもならない範囲で問題が起きている可能性が高くなります。
この段階では、サービス全体の障害や組織側の設定変更、認証情報の深刻な不整合などを疑う必要があります。
最後の確認としてサービス障害情報の確認や管理者への情報共有、資格情報のリセットなどを整理しておきましょう。
サービス障害の確認
Teamsのメッセージが送信中から動かない状況が複数ユーザーで同時に発生しているなら、Microsoft 365側の障害の可能性が高いと考えられます。
組織の管理者がMicrosoft 365のサービス状態ページや管理センターを確認することで、現在進行中の障害やメンテナンス情報を把握できます。
自分で確認できる範囲としては、他のMicrosoft 365サービスで同様の遅延がないかを見ることも参考になります。
次のような観点でサービス全体の状況を確認してもらいましょう。
| 確認対象 | 確認内容の例 |
|---|---|
| Teamsサービス | チャット機能やメッセージング機能の障害情報 |
| 全体サービス | Microsoft 365全体の障害や性能低下の有無 |
| メッセージセンター | 組織向けのお知らせや仕様変更情報 |
| 地域別状況 | 利用地域特有の障害発生有無 |
管理者への共有内容
管理者に相談するときは、ただ「送信中のままです」と伝えるだけでは原因を特定しづらく、対応が長引きやすくなります。
発生状況を具体的に整理して伝えることで、管理者側の調査もスムーズになり解決が早まります。
最低限次のような情報をメモして共有すると、原因特定に役立ちます。
- 発生日時と頻度の概要
- 影響している相手やチャネルの範囲
- 再現手順や発生しやすい操作パターン
- 利用端末やOSとTeamsバージョン
資格情報のリセット
サービス障害が見当たらず、特定のユーザーや端末だけで送信中のままになる場合は、資格情報やサインイン情報が壊れている可能性があります。
Windowsでは資格情報マネージャーで古いTeams関連の資格情報を削除し、再サインインすることで改善した事例も報告されています。
同じアカウントで複数端末にサインインしている場合は、一度すべての端末からサインアウトしてから、一つずつサインインし直すと状態が安定することがあります。
この操作は認証情報に直接関わるため、組織のルールやポリシーを確認しながら慎重に進めてください。
Teamsの送信中トラブルを減らす日常的な使い方
Teamsでメッセージが送信中のまま止まる現象は、ネットワークやアプリの一時的な不具合から組織全体の障害まで、さまざまな要因が絡んで発生します。
日頃からアプリを最新バージョンに保ち、安定した通信環境を確保しつつ、ブラウザ版やスマホ版も併用できるようにしておくと、いざというときの回避策が増えます。
トラブルが起きたときは原因を一つに決めつけず、本記事で紹介した手順に沿って「自分の環境」「アプリ」「サービス全体」の順で切り分けを進めましょう。
落ち着いて状況を整理しながら対処すれば、Teamsの送信中トラブルを最小限に抑え、安心してコミュニケーションを続けられます。

