Microsoft Teamsを使っていると、文字が小さくて読みにくかったり、会議の画面表示が見づらく感じたりすることがあります。
いつの間にかレイアウトが変わってしまい、元に戻せず困っている人も多いでしょう。
この記事では、Teamsの画面表示を設定して自分好みの見やすい状態に整えるための具体的な方法を順番に整理して紹介します。
会議画面のレイアウト変更からズーム倍率、チャットやチームの見え方のカスタマイズまで押さえれば、毎日のオンライン業務がぐっと楽になります。
パソコンに不慣れな人でも操作しやすいように、手順の考え方とトラブル時の対処までまとめて解説していきます。
Teamsの画面表示を設定して仕事をしやすくする7つのポイント
ここでは、Teamsの画面表示を設定するときに必ず押さえておきたい代表的な7つのポイントを整理して紹介します。
どれも難しい操作ではなく、知っているかどうかで作業効率や疲れにくさが大きく変わる設定ばかりです。
最初に全体像をつかんでおくと、自分が気になっている部分から優先的に調整しやすくなります。
文字サイズとズームを調整する
Teamsの画面表示で最初に見直したいのが、文字サイズに直結するズーム設定です。
デスクトップ版のTeamsでは、画面右上のプロフィールアイコンをクリックしたメニューから「ズーム」を選び、拡大や縮小の倍率を変更できます。
キーボード操作に慣れている人であれば、CtrlキーとShiftキーを押しながらプラス記号のキーを押すことで拡大し、Ctrlキーとマイナス記号キーで縮小するショートカットも使えます。
意図せず倍率が変わってしまった場合でも、Ctrlキーと数字のゼロの組み合わせで表示を標準の一〇〇パーセントに戻せます。
文字が小さくて読みづらいときは少しだけ拡大し、チャットやチャンネルの情報量を一画面に収めたいときは反対に縮小するなど、場面に応じて調整すると快適です。
会議中のレイアウトを切り替える
Teams会議では、参加者の顔や共有資料の表示方法を状況に合わせて切り替えられます。
会議画面の上部または下部にある「表示」やレイアウトに関するボタンから、標準的なギャラリー表示、より多くの参加者を並べて表示するラージギャラリー表示、共同の背景に座っているように見せるTogetherモードなどを選択できます。
人数が少ない打ち合わせならギャラリー表示で十分ですが、参加者が多い全体会議ではラージギャラリー表示に切り替えることで、より多くの顔を一度に確認できます。
発表資料に集中したいときには、共有コンテンツを大きく表示するレイアウトや、発表者と資料をバランスよく配置する表示を選ぶと議論内容が追いやすくなります。
同じ会議でもレイアウトを切り替えるだけで印象が大きく変わるので、シーンに合わせてこまめに使い分けるとよいでしょう。
発表者モードで資料と自分を見せる
プレゼンテーションを行うことが多い人にとって便利なのが、発表者モードと呼ばれる表示設定です。
発表者モードでは、資料の手前に自分の映像を合成したり、資料と自分を横並びに配置したりと、いくつかのレイアウトから選ぶことができます。
たとえばスタンドアウトに近い表示では、資料の前に発表者の姿が切り抜かれて表示されるため、スライドだけでなく話し手の表情やジェスチャーも伝わりやすくなります。
会議の目的が情報共有だけでなく説得や提案である場合、発表者モードを活用することで聞き手の集中を維持しやすくなります。
資料共有前のメニューから発表者モードを選んでおき、どのレイアウトが自分の話し方に合うか事前に試しておくと安心です。
チャットとチームの表示を選ぶ
日常的にTeamsを使ううえでは、チャットとチームの一覧表示も重要な画面表示の一つです。
新しいTeamsでは、チャットとチームやチャネルを一つのビューでまとめて表示する方法と、従来のように別々のタブとして分けて表示する方法を切り替えられます。
画面左側のリスト部分にある省略記号メニューからビューをカスタマイズする項目を開くと、一覧を統合するか分けるかを選択する設定が表示されます。
一つの画面でやり取りをまとめて追いかけたい人は統合ビューが便利で、チャットとチームの情報を頭の中で切り替えたい人には分割ビューのほうがわかりやすいでしょう。
自分の仕事のスタイルに合わせてビューを選ぶことで、重要なメッセージの見落としも減らせます。
チャネルごとの会話レイアウトを選ぶ
Teamsでは各チームの中にチャネルを作って話題ごとに会話を分けますが、チャネルごとに会話のレイアウトも選択できます。
チャネルの設定画面からは、返信がツリー状にまとまるスレッド型のレイアウトと、時系列で投稿が並ぶシンプルなレイアウトを選ぶことができます。
議事録や問い合わせ対応のように一つ一つのトピックごとにやり取りを整理したい場合は、スレッド型のレイアウトのほうが会話の流れを追いやすくなります。
一方で、雑談や軽い進捗の共有など、流れを強く意識しないチャネルではシンプルな投稿レイアウトのほうが画面表示もすっきりします。
チャネルの役割に合わせて会話レイアウトを設定すると、情報が埋もれにくくなり、目的のやり取りに素早くたどり着けます。
テーマと表示密度を変えて見やすくする
Teamsの画面表示は、会議やチャットのレイアウトだけでなく、アプリ全体の見た目も変更できます。
画面右上のプロフィールアイコンから設定を開き、「一般」などの項目を選ぶと、テーマや色合いを切り替えたり、画面上の情報の詰まり具合を変える表示密度の設定を調整したりできます。
長時間Teamsを使う場合は、暗い背景のテーマに切り替えると目の疲れを軽減しやすくなります。
一覧性を重視したい人は情報量を多めに、ゆったりとした表示で読みやすさを優先したい人は密度を下げるなど、自分に合うバランスを探してみましょう。
一度設定を変えてみて違和感があれば、同じ画面からすぐ元に戻せるので気軽に試して構いません。
マルチモニターとウィンドウ配置を工夫する
Teamsの画面表示をさらに使いやすくするには、パソコン側のディスプレイ環境も意識しておくと効果的です。
外付けディスプレイを接続してマルチモニター環境にしている場合は、片方の画面に会議ウィンドウを、もう片方に資料やブラウザを表示するなど、作業内容に合わせて配置を決めると視線の移動が楽になります。
会議のポップアウト機能を使ってチャットやホワイトボードを別ウィンドウに出しておくと、共有画面を見ながらコメントを入力しやすくなります。
ノートパソコン一台で作業する場合でも、会議ウィンドウを最大化しすぎず適度なサイズに保つことで、裏側の資料を切り替えやすくなります。
Teams本体の設定とあわせて、ウィンドウの配置も意識すると全体として見やすい画面構成が作れます。
Teamsのズーム設定で文字を読みやすくするコツ
ここからは、Teamsのズーム設定に的を絞って文字サイズや画面の見え方を調整するコツを詳しく紹介します。
ズームの仕組みを理解しておけば、文字が急に小さくなったり大きくなりすぎたりした場合でも落ち着いて元に戻せます。
通常のディスプレイ設定よりも気軽に試せるので、自分にとって負担の少ない見え方を見つけるために活用しましょう。
ズームメニューから倍率を変更する
ズームを一番直感的に調整できるのが、Teams内のズームメニューです。
デスクトップ版のTeamsでは、画面右上のプロフィール画像をクリックすると現れるメニューの中にズームの項目があり、ここから拡大や縮小のボタンを使って倍率を変更できます。
パーセント表示を見ながら調整できるため、文字の大きさと画面に表示される情報量のバランスを確認しながら変更しやすいのが特徴です。
標準の一〇〇パーセントから少しだけ拡大したい場合は、一段階だけズームインを試し、目の疲れ具合やスクロールのしやすさを確認するとよいでしょう。
会議が終わったあとに別の作業に戻るときは、必要に応じてズームを標準に戻しておくと他のアプリとの見え方の差が少なくなります。
ショートカットキーで素早く拡大縮小する
ズームを頻繁に切り替える人は、ショートカットキーを覚えておくと操作がぐっとスムーズになります。
キーボードだけで拡大や縮小を行えるため、マウス操作が難しい環境やノートパソコンを膝の上で使っているときにも便利です。
代表的な操作は次のとおりで、慣れてしまえば手元を見なくても自然に使えるようになります。
- 画面を拡大する操作
- 画面を縮小する操作
- ズームを標準に戻す操作
ショートカットの組み合わせが覚えにくいときは、最初のうちはメモをキーボード近くに貼っておき、毎日繰り返し使うことで指に覚えさせていくと定着しやすくなります。
表示倍率が戻らないときの対処法
ズームを変更したあと、思ったように元の表示に戻らないと感じることもあります。
まず試したいのは、ズームリセット用のショートカットキーで標準の倍率に戻す方法で、拡大と縮小を繰り返すよりも確実に一度リセットできます。
それでも違和感が残る場合は、Teamsアプリ自体を一度終了して再起動し、ズーム設定が正しく反映されるかどうか確認しましょう。
ほかのアプリでも文字が小さく見える場合は、WindowsやmacOSの表示スケーリング設定が影響している可能性があるため、パソコン全体の表示設定も見直す必要があります。
どこに原因があるかを切り分けながら調整していくことで、安定した見え方に近づけることができます。
Teams会議の画面レイアウトを状況に合わせて変える
次に、Teams会議中の画面表示に関する設定を詳しく見ていきます。
誰の顔をどのように表示するか、資料をどれくらい大きく映すかによって、参加者の集中度合いや会議の進めやすさが大きく変わります。
レイアウト変更の仕組みを理解し、会議の目的に合わせて柔軟に切り替えられるようになっておきましょう。
ギャラリーとラージギャラリーを使い分ける
Teams会議の基本となる表示がギャラリーとラージギャラリーで、それぞれ表示できる参加者の数や見え方が異なります。
少人数の定例ミーティングでは、標準的なギャラリー表示で参加者の表情を確認しながら落ち着いて話せます。
参加者が多い全体会議や社内イベントなどでは、ラージギャラリーを選ぶことで、より多くの参加者の映像を一覧で表示できます。
ラージギャラリーは、発言の多くない参加者の様子も視界に入れたいときに便利で、空気感を把握しやすくなるのが利点です。
会議の規模や目的に応じて二つの表示を使い分けることで、対面に近い感覚でコミュニケーションしやすくなります。
Togetherモードで雰囲気を変える
参加者の距離感を縮めたいときは、Togetherモードを活用するのがおすすめです。
Togetherモードでは、参加者の映像が同じ背景の中に並んで表示され、講堂や会議室のような仮想空間に全員が座っているような見え方になります。
大人数の会議でも一体感が生まれやすく、オンライン飲み会や懇親会、アイスブレイクを含むワークショップなどで特に効果を発揮します。
背景テンプレートによっては、上座と下座のような座席の位置関係を意識した配置も選べるため、フォーマルな場面でも使い方次第で有効です。
通常のギャラリー表示に飽きてきたと感じたときは、会議の雰囲気づくりの一つとして試してみるとよいでしょう。
スポットライトとピン留めで発言者を強調する
会議の進行をしやすくするためには、誰の話に集中してほしいかを画面表示で明確にすることも大切です。
Teamsには特定の参加者を全員の画面で大きく表示するスポットライト機能と、自分だけが見やすい位置に映像を固定できるピン留め機能があります。
司会者がスポットライトを使えば、プレゼンテーション中の発表者やモデレーターの映像が目立つ形で映るため、参加者が話の主役を見失いにくくなります。
一方で、自分だけが手話通訳者や上司の映像を優先して見たい場合にはピン留めを使うことで、自分の画面上での表示位置をコントロールできます。
会議中に誰に注目してほしいかを意図的に示すことで、発言のニュアンスが伝わりやすくなり、誤解の防止にも役立ちます。
主な会議レイアウトの違いを早見表で押さえる
ここまで紹介した会議レイアウトの違いを、ひと目で思い出せるように簡単な早見表にまとめます。
実際の会議でどの表示を選ぶか迷ったときの参考にして、状況に合うレイアウトを素早く選べるようにしておきましょう。
| ギャラリー | 少人数会議向け |
|---|---|
| ラージギャラリー | 大人数会議向け |
| Togetherモード | 一体感重視の場面 |
| スポットライト | 発言者を強調 |
| フォーカス表示 | 共有資料を大きく表示 |
それぞれのレイアウトには得意な場面がありますが、会議の途中で変更しても問題はないため、状況に応じて柔軟に切り替えていくことが大切です。
チャットとチームの表示を自分好みにカスタマイズする
日常的な情報共有の多くはチャットとチームで行われるため、これらの画面表示も自分のスタイルに合うよう整えておくと作業効率が上がります。
ここでは、チャットとチームの見え方に関する主な設定と、重要な情報を見落とさないための表示の工夫を紹介します。
細かな違いに見えても、毎日使う画面だからこそ小さなストレスの積み重ねを減らす効果があります。
統合ビューと分割ビューを切り替える
新しいTeamsでは、チャットとチームやチャネルの表示を一つのビューにまとめるか、従来どおり別々に表示するかを選べるようになっています。
左側のリスト部分にある省略記号ボタンからビューのカスタマイズ画面を開くと、一覧の構成を変える設定項目が表示されます。
チャットもチームも時系列に追いかけたい人は統合ビューにすると画面の切り替えが減り、ひとつのタイムラインのような感覚でメッセージを把握できます。
一方で、頭の中でチャットとチームをしっかり分けて整理したい人には、タブを分けて表示する分割ビューのほうが認知負荷を抑えやすくなります。
最初はどちらかに決めきれなくても、しばらく使ってみてしっくり来なければ反対側に切り替えて、自分に合う構成を探してみるとよいでしょう。
重要なチャネルを見失わない表示設定
チームが増えてくると、画面上で多くのチャネルが並び、重要なものを見つけづらくなることがあります。
よく使うチャネルはピン留め機能やお気に入りに近い仕組みを使って上部に固定し、常に視界に入る位置に置いておくのが効果的です。
通知が多すぎて集中できないときは、チャネルごとに通知レベルを調整し、本当に追いかけたいものだけを画面に出すようにすると、情報のノイズを減らせます。
週に一度などの頻度でチャネルの整理を行い、使わなくなったチャネルは非表示にするなどのメンテナンスを続けると、一覧表示がすっきりした状態を保ちやすくなります。
単に数を減らすだけでなく、自分の目線の動きを意識して「どこを見れば何がわかるか」を決めておくことも大切です。
チームごとにチャネルレイアウトを設定する
同じTeamsでも、プロジェクトごとに最適なチャネル構成は異なります。
チャネルごとの会話レイアウト設定を使うことで、タスク管理に向いたスレッド型のチャネルと、情報配信に向いた投稿型のチャネルを組み合わせて運用することが可能です。
たとえば問い合わせ対応のチームでは、一件ごとの問い合わせスレッドに返信をぶら下げるレイアウトにしておくと、後から見返したときにどのやり取りがどの案件に対応しているかひと目で把握できます。
ニュース配信や社内連絡を行うチャネルでは、投稿型レイアウトにして最新の情報が常に上に来るようにしておくと、閲覧側のストレスが減ります。
チャネルの設定を変える際には、メンバーに意図を説明し、どのレイアウトでどのように投稿してほしいかのルールも合わせて共有しておくと運用が安定します。
Teamsの画面表示設定でよくあるトラブルを解決する
最後に、Teamsの画面表示に関してよくあるトラブルとその解決方法をまとめておきます。
突然表示が変わって戸惑ったときも、原因の傾向を知っていれば落ち着いて対処できます。
トラブルのたびに感覚で操作を試すのではなく、復元のための基本パターンを覚えておくことが大切です。
突然文字が小さくなったときの直し方
何かの拍子にキーボードやマウスが当たってしまい、Teamsの文字だけが急に小さくなってしまうことがあります。
この場合は、まずズームリセットのショートカットを使って標準の倍率に戻す方法を試すと、無駄な操作を重ねずに元の大きさに戻せます。
リセットしてもまだ小さいと感じる場合は、ズームメニューから一段階だけ拡大し、目の負担が軽くなるか確認してみましょう。
他のアプリでは文字が問題なく読める場合は、Teams側のズーム設定だけを調整すればよいことが多く、パソコン全体の表示スケールを変える必要はありません。
逆に、すべてのアプリで文字が小さくなっているときは、WindowsやmacOSの表示設定で拡大率を見直す必要があります。
会議画面が一人しか映らないときの原因
会議中に自分の画面では一人分の映像しか表示されず、他の参加者が見えない状態になることもあります。
まず疑うべきなのは、会議の表示レイアウトが一人表示やフォーカス表示になっていないかどうかで、表示メニューからギャラリーやラージギャラリーに切り替えると解決するケースが多いです。
それでも映らない参加者がいる場合は、相手側のカメラがオフになっているか、ネットワークの状態が悪く映像が一時的に停止している可能性があります。
参加者の一覧からビデオアイコンの状態を確認したり、チャットで状況を共有したりして、問題の切り分けを進めましょう。
全員の映像を常に表示したい場合は、レイアウトだけでなく帯域や端末の性能にも注意を払い、必要に応じて画面共有やビデオのオンオフのバランスを調整することも重要です。
古いTeamsと新しいTeamsの違いに注意する
Teamsはアップデートのたびに画面表示や設定画面の構成が少しずつ変わっており、古い説明画面のまま操作しようとするとボタンの位置が見つからないことがあります。
特に、チャットやチャンネルのビューをまとめて表示する新しい体験が導入されてからは、左側リストの見え方やカスタマイズの入り口も変わってきています。
インターネット上の解説記事や動画を参考にする場合は、投稿日や画面デザインを確認し、自分の環境と同じ世代のTeamsかどうかを意識することが大切です。
もし手元のTeamsに同じボタンが見つからない場合は、設定画面の検索ボックスで関連するキーワードを入力すると、該当する設定に素早くたどり着きやすくなります。
画面表示の違いに戸惑ったときこそ、バージョンの違いを疑いながら柔軟に探していく姿勢が役立ちます。
Teamsの画面表示設定を味方につけてストレスを減らそう
Teamsの画面表示設定は、一度きちんと整えておくだけで、日々のオンライン業務のストレスを大きく減らしてくれます。
文字の大きさや会議レイアウト、チャットとチームの見え方などを自分の感覚に合わせて調整すれば、情報の読み取りが速くなり、会議への集中力も高まります。
最初から完璧な設定を目指す必要はなく、今日紹介した七つのポイントの中から特に気になる部分を一つずつ試していくだけでも十分です。
画面表示を自分の味方にできれば、Teamsは単なる会議ツールではなく、仕事全体を支えてくれる心強いワークスペースへと変わっていきます。

