Teamsのゲストで表示名を変更できないときの対処法7つ|管理者と招待された側が今すぐできる対応を押さえよう!

文房具とスマートフォンとノートパソコンが並ぶ木製デスク
ミーティング

Microsoft Teamsで会議やチームにゲストとして参加したとき、思ったとおりの表示名に変えられず困った経験がある人は少なくありません。

特に社外ユーザーやプライベートアドレスで招待された場合は、名前ではなくメールアドレスが出てしまったり、旧姓のままになってしまったりというケースがよくあります。

この記事では、Teamsのゲストで表示名を変更できない理由と、招待された側と招待した側の両方に分けて、現実的に取れる対処法を整理して紹介します。

「どこを触ればいいのか分からない」「管理者に何をお願いすればいいのか伝えづらい」といったモヤモヤを減らして、スムーズに会議や共同作業が進められる状態を目指しましょう。

Teamsのゲストで表示名を変更できないときの対処法7つ

ノートパソコンでデータ分析をしながらメモを取る手元

まずは「Teamsのゲストで表示名を変更できない」と感じる典型的な場面を押さえながら、代表的な対処法を7つに整理して全体像をつかみます。

ゲスト側では名前を変更できない仕様

Teamsでは、組織に招待されたゲストが自分で表示名を自由に変えられないのが基本仕様です。

ゲストとして表示される名前は、多くの場合招待元テナントに登録されたユーザー情報か、サインインしているMicrosoftアカウントなどのプロファイル情報を元に決まります。

そのため、Teamsの画面をいくら探してもゲスト自身が表示名だけを変更するボタンは見つからないケースがほとんどです。

「自分の操作が間違っているのでは」と悩む前に、まずは仕様上できないことが多いと理解しておくとムダな操作を減らせます。

招待元テナントのAzure ADで表示名を変更する

組織側がゲストの表示名を変更したい場合は、Azure AD(Microsoft Entra ID)でゲストユーザー情報を編集するのが基本的な方法です。

管理者がAzure ADポータルにサインインし、ユーザー一覧から該当のゲストユーザーを選び、プロパティの表示名を修正することで名前を整えることができます。

この変更はTeamsだけでなくSharePointや他のMicrosoft 365サービスにも共通して反映されるため、組織内での呼び名を統一したいときにも有効です。

ただし、この操作には通常管理者権限が必要になるので、現場担当者だけで完結しない点には注意が必要です。

ゲスト招待時に表示名を編集する

まだゲストをチームに招待する前であれば、招待の画面で表示名を整えてから追加する方法もあります。

Teamsのメンバー追加画面でゲストのメールアドレスを入力すると、「ゲストとして追加」という候補とともに名前欄が表示されます。

このタイミングで表示される名前の横に鉛筆アイコンがある場合は、そこをクリックして分かりやすい表示名に書き換えることができます。

部署名や会社名をカッコ書きで追加しておくと、同姓同名のユーザーがいるときにも見分けやすくなるのでおすすめです。

Microsoftアカウントのプロフィール名を変更する

ゲストとして参加している側が使っているのがMicrosoftアカウントの場合、そのアカウントのプロフィール名を変更することでTeams側の表示名が変わることがあります。

ブラウザからMicrosoftアカウントのページにアクセスし、自分のプロフィール情報画面で姓と名を修正して保存します。

その後Teamsから一度サインアウトし、再度サインインし直すと、新しい名前が会議やチャットの表示に反映されるケースがあります。

ただし環境によっては反映まで時間がかかったり、組織側の設定が優先されたりする場合もあるため、確実な方法とは言えない点は理解しておきましょう。

会議参加時にブラウザからゲスト名を入力する

アカウントにログインせず、本当の意味でのゲストとして会議に参加する場合は、参加前の画面で名前を入力できるケースがあります。

会議のURLをクリックしたあと、デスクトップアプリではなくブラウザで「名前を入力して参加」といった画面が出る場合は、そこで希望の表示名を入力することが可能です。

いったんその名前で参加すると、会議中に再度表示名を変更することはできないことが多いため、入力時に誤字脱字がないかをしっかり確認しましょう。

もし間違えて入室してしまった場合は、退出してから正しい名前で入り直すのが現実的な対処になります。

管理者によるポリシー制限を確認する

環境によっては、表示名の変更そのものが管理者のポリシー設定で制限されていることもあります。

たとえば、ユーザー自身がプロフィールを編集できないようにしていたり、会議中の一時的な名前変更機能をオフにしているテナントも存在します。

ゲスト側の操作をいくら試してもうまくいかないときは、組織のTeams管理者にポリシーの内容を確認してもらう必要があります。

「どの画面で名前を変えようとして、どのようなメッセージが出たか」をスクリーンショット付きで共有すると、管理者も原因を特定しやすくなります。

変更が反映されないときの確認ポイント

表示名を変更しても、Teams側に反映されるまで数時間から一日程度かかることがあるため、すぐに変わらないからといって失敗とは限りません。

一度アプリを終了して再起動したり、キャッシュをクリアした上でサインアウトとサインインを試すと、表示が更新されるケースがあります。

それでも旧名のまま表示される場合は、Teams以外のサービスではどう見えているか、他のユーザーからどう見えているかも併せて確認すると状況把握がしやすくなります。

自分だけの画面ではなく、周囲の表示も含めて確認してから、必要に応じて管理者に相談するのが効率的です。

ゲストとして表示名を変えたいときの具体的な手順

ノートパソコンとスマートフォンとタブレットが並ぶデスク

ここからはゲストとして招待されている立場のユーザーが、自分側で試せる現実的な方法をパターン別に詳しく整理していきます。

サインイン状態ごとの参加方法の違い

まず押さえておきたいのは、Microsoftアカウントなどでサインインして参加する場合と、完全なゲストとして参加する場合とでは名前の扱いが変わるという点です。

アカウントでサインインしているときは、そのアカウントのプロフィール名が優先され、会議参加画面で自由に名前を打ち替えられないことがよくあります。

一方、サインインせずにブラウザからゲスト参加する場合は、参加前に任意の表示名を入力できるケースが多くなります。

どちらの方式で参加しているかを理解していないと、「前は名前を変えられたのに今回はできない」といった混乱が起きやすくなります。

Webブラウザからゲスト名を入力する手順

完全なゲストとして任意の名前で参加したい場合は、いくつかのポイントを意識してブラウザ経由で会議に参加します。

具体的な流れを短く整理すると、次のようになります。

  • Teamsデスクトップアプリを一度終了する
  • ブラウザで会議URLを開く
  • 「アプリを開く」ではなく「代わりにWebで参加」を選ぶ
  • 表示名入力欄に希望の名前を入力する
  • マイクやカメラの設定を確認して参加する

この方法は、組織アカウントに縛られずに名前を決めたいときに有効ですが、会社のルールとしてアカウントサインインを必須にしている環境では使えない場合もあるため注意が必要です。

Microsoftアカウントの名前設定を見直す

すでにMicrosoftアカウントでサインインした状態でTeamsを使っている場合は、そのアカウント側のプロフィール名を整えるのが基本的な対処になります。

ブラウザでMicrosoftアカウントの管理画面を開き、「あなたの情報」や「プロフィール」などの項目から名前編集画面に進みます。

そこで姓と名、または表示名の欄を希望の表記に変更し、保存したうえでしばらく時間を置きます。

その後、Teamsアプリから一度サインアウトしてサインインし直すと、新しいプロフィール名が表示名として反映される可能性が高まります。

会議中に表示名編集が許可されている場合

最近のアップデートでは、一部テナントで会議の主催者が「参加者に表示名の編集を許可する」オプションを有効にできる機能が展開されつつあります。

この機能がオンになっている会議では、参加後に画面上部の参加者一覧から自分の名前を選び、表示名を一時的に編集できることがあります。

ただし、この設定は会議ごとに主催者側が有効にしている必要があり、すべての環境で使えるわけではありません。

自分の画面に名前編集のメニューが見当たらない場合は、まだ機能が展開されていないか、主催者が許可していない可能性があると考えましょう。

招待した側や管理者がゲスト表示名を扱うポイント

白いノートパソコンと卓上カレンダーと観葉植物

次に、チームや会議にゲストを招待する側や、Teams管理者の立場から考える表示名の扱い方と運用のコツを整理します。

Teamsでゲストを追加するときの名前入力欄

チームにゲストを追加するとき、メールアドレスを入力すると自動で名前が補完されることがありますが、そのまま追加すると分かりづらい表示名になってしまうことがあります。

このとき、ゲスト候補の横に鉛筆アイコンが表示される場合は、そこから表示名を編集して「氏名+会社名」などの形に整えることが可能です。

最初の招待時にここをひと手間かけておくことで、あとからAzure ADで個別に名前を修正する手間を減らせます。

特に多くの外部パートナーとやり取りするチームでは、初回の名前付けをルール化しておくと運用が楽になります。

Azure ADでゲストの表示名を編集する

すでに招待済みのゲストの表示名を変更したい場合は、Azure ADの管理画面から対象ユーザーのプロファイルを編集する方法が一般的です。

管理ポータルでユーザー一覧を開き、ユーザータイプがゲストになっているアカウントを探して選択します。

「プロパティ」や「プロファイル」の画面で表示名の欄を書き換え、保存すると組織内での名前表記が更新されます。

この変更がTeamsに反映されるまでにはラグが生じることもあるため、ユーザーにはある程度の時間差があることを事前に伝えておくと安心です。

表示名変更が反映されるまでの時間目安

Azure ADやアカウント側で表示名を変更しても、TeamsやSharePointなど各サービスに同期されるまでには時間がかかる場合があります。

一般的には数十分から二十四時間程度で反映されることが多いものの、環境によってばらつきがあります。

目安を整理すると次のようになります。

変更箇所 Azure ADの表示名
反映対象 TeamsやSharePointなどのユーザー表示
反映の目安時間 数十分〜二十四時間程度
即時反映のコツ サインアウトとサインイン、キャッシュのリフレッシュ
注意点 環境や負荷により同期に時間がかかることがある

反映を急ぎたい場面では、ユーザー本人にアプリの再起動やサインインし直しをお願いしつつ、一定時間待ってから再確認する流れを共有しておくとスムーズです。

ゲスト表示名に関わるポリシー設定

組織によっては、セキュリティや監査の観点からユーザー側の名前変更を制限するポリシーを設定しているケースがあります。

たとえば、会議中に参加者が自由に名前を変えられると、誰が発言しているのか分かりにくくなったり、なりすましが起きやすくなるリスクがあります。

こうした懸念から、表示名を固定し、変更は管理者経由のみにしている組織も少なくありません。

ゲストの表示名に関する問い合わせが増えている場合は、自組織のポリシー方針を整理し、社内向けの案内資料やヘルプページを用意しておくと対応が楽になります。

Teamsゲストの表示名トラブルにありがちなケース

黒いノートパソコンと手帳とスマートフォンと観葉植物

最後に、実際の現場でよく見られる表示名に関するトラブルと、そのときに確認したいポイントをケース別に見ていきます。

同姓同名のゲストを区別したいとき

同じ組織から複数人のゲストが参加している場合、チャットや参加者一覧で名前だけ見ても誰が誰か分かりにくくなることがあります。

このようなときは、招待側が表示名に会社名や部署名を括弧書きで付けておくと区別しやすくなります。

たとえば「山田太郎(ABC社営業部)」のようにすることで、発言者の所属が一目で分かるようになります。

最初の招待時にこうした表記ルールを決めておくと、あとから表示名を変更する手間を減らせます。

メールアドレスがそのまま表示される場合

環境によっては、ゲストの名前の代わりにメールアドレスがそのまま表示されてしまい、見た目が分かりづらくなることがあります。

この場合、多くはAzure AD側の表示名が設定されていなかったり、Teamsがメールアドレス情報をそのまま表示しているのが原因です。

招待した側のテナントでゲストユーザーの表示名を設定し直すことで、メールアドレスの代わりに分かりやすい名前を表示させることができます。

もし自分では変更できない権限設定になっている場合は、管理者に状況を伝えて修正を依頼しましょう。

組織アカウント名変更の影響

社内ユーザーの名前を結婚や部署異動などで変更した場合、Teamsの表示名に反映されるまで時間がかかることがあります。

これは、ディレクトリサービス側の情報変更がTeamsや他のサービスに同期されるまでにタイムラグがあるためです。

ゲストユーザーとして他組織に参加している場合も、元の組織側での名前変更が相手先のTeamsに反映されるまでには時間差が生じます。

変更手続き直後に表示名が古いままでも、数日様子を見たうえで、必要であれば管理者に同期状況を確認してもらうと安心です。

何をしても変わらない場合に相談すべき窓口

プロフィール名の変更やサインインし直し、ブラウザ参加などを試しても表示名が変わらない場合は、自分だけで解決するのが難しい状態かもしれません。

その場合は、まず所属している組織の情報システム部門やTeams管理者に相談し、ポリシーやディレクトリ設定の状況を確認してもらうのが近道です。

どの会議で、どのような表示名になってしまっているのか、操作手順とあわせて具体的に伝えることで、原因の切り分けがスムーズになります。

ゲストとして参加している側であれば、招待元の担当者にも状況を共有し、必要に応じて相手先の管理者に問い合わせてもらう体制を作ると安心です。

Teamsゲストの表示名運用で覚えておきたいこと

ノートパソコンでデータ分析をしながらメモを取る手元

Teamsのゲストで表示名を変更できない状況には、仕様による制限と、管理者が意図して設定しているポリシーの両方が関係しています。

ゲストとして参加する側は、自分がサインインしているアカウントと参加方法を理解したうえで、プロフィール名の見直しやブラウザからのゲスト参加など、手元でできる対処を知っておくと安心です。

一方、招待する側や管理者は、Azure ADでの表示名管理や招待時の名前編集、同期にかかる時間といった前提を押さえたうえで、分かりやすい表示名の付け方をルール化しておくとトラブルを減らせます。

「なぜ変えられないのか」「どこを直せばいいのか」がチーム全体で共有されていれば、会議中の混乱も少なくなり、ゲストを含めたコラボレーションがスムーズに進むはずです。