パソコンの背景を好きな画像に変えると、いつもの作業画面がぐっと自分らしくなります。
仕事用の落ち着いた写真や家族の思い出、推しのイラストなど、気分に合わせて壁紙を変えれば、パソコンを開くたびにちょっとした楽しみが増えます。
ここではWindows 11とWindows 10を中心に、パソコンの背景を好きな画像に設定する具体的な手順と、画像選びのコツやトラブル対処までまとめて解説します。
最後まで読めば、初心者でも迷わず自分の好きな写真やイラストをデスクトップ背景にできるようになります。
パソコンの背景を好きな画像に変える手順7つ
このセクションでは、Windows 11とWindows 10でパソコンの背景を好きな画像に変える基本的な手順を順番に確認していきます。
デスクトップから設定アプリを開く方法だけでなく、画像ファイルを右クリックしてすぐに背景に設定するショートカットも紹介します。
あわせてロック画面やスライドショーの設定、Macでの壁紙変更方法にも触れるので、自分の環境に合わせて参考にしてください。
Windows11の設定から背景を変える
Windows11では設定アプリからパソコンの背景を好きな画像に変更できます。
まず画面左下のスタートボタンをクリックし、歯車アイコンの設定を開きます。
表示されたメニューの中から個人用設定を選び、続いて背景の項目をクリックします。
背景をカスタマイズのプルダウンで画像が選ばれていることを確認し、最近使った画像から選ぶか、参照ボタンを押して好きな写真ファイルを指定すれば設定完了です。
Windows11で画像を右クリックして設定する
すでにエクスプローラーで画像を開いているなら、右クリックから素早く背景を設定できます。
デスクトップ背景にしたい画像ファイルを右クリックし、デスクトップの背景として設定を選びます。
この方法なら設定アプリを開かなくても一発で壁紙を変更できるので、気分に合わせてこまめに背景を変えたい人に便利です。
ピクチャフォルダだけでなく、ダウンロードフォルダや外付けドライブの写真でも同じ手順で設定できます。
Windows10の設定から背景を変える
Windows10でも基本的な流れは同じで、設定アプリからパソコンの背景を好きな画像に切り替えられます。
スタートボタンをクリックして設定を開き、個人用設定を選びます。
左側のメニューから背景をクリックし、背景のプルダウンで画像を選択します。
参照ボタンから任意の画像ファイルを指定すると、プレビューが表示され、デスクトップにもすぐ反映されます。
Windows10で画像を右クリックして変更する
Windows10でも画像の右クリックメニューから直接デスクトップ背景に設定できます。
背景に使いたい画像ファイルを右クリックし、デスクトップの背景として設定を選びます。
この操作だけで現在の壁紙が指定した画像に切り替わるので、初心者でも直感的に扱えます。
設定アプリの開き方がよく分からない場合でも、この方法を覚えておけば簡単に背景を変えられます。
ロック画面の背景を好きな画像にする
デスクトップだけでなく、サインイン前に表示されるロック画面の背景も好きな画像にできます。
Windowsの設定から個人用設定を開き、ロック画面を選びます。
背景のプルダウンで画像を選んでから、参照ボタンで使いたい写真ファイルを指定します。
ロック画面にもお気に入りの風景写真や家族写真を設定しておくと、パソコンを開いた瞬間の気分が少し明るくなります。
スライドショーで複数の画像を楽しむ
一枚の写真に決めきれない場合は、スライドショー機能で複数の画像を順番に表示することもできます。
背景の設定画面で背景の種類をスライドショーに変更し、画像が入っているフォルダを指定します。
スライドショーの間隔やシャッフル再生の有無も調整できるので、毎回違うお気に入り画像を楽しみたい人にぴったりです。
壁紙用のフォルダを一つ作り、気に入った画像をそこへ集めておくと管理が楽になります。
Macでお気に入り写真を壁紙にする
Macでも同じように、パソコンの背景を好きな画像に変更できます。
画面左上のアップルメニューからシステム設定を開き、サイドバーで壁紙を選びます。
あなたの写真の項目から好きなアルバムや画像を選ぶか、写真を追加ボタンで画像ファイルを追加すると壁紙に設定できます。
MacBookなどノート型でも操作手順はほぼ同じなので、初めての人でも数クリックで好みの壁紙にできます。
デスクトップ背景に使う画像の準備
このセクションでは、パソコンの背景に設定する画像をどのように用意すれば見やすくきれいに表示できるかを説明します。
自分で撮影した写真やフリー素材サイトの画像を使う場合でも、解像度や縦横比を意識することで仕上がりが大きく変わります。
あわせてファイル形式や保存先フォルダの整理方法も押さえておくと、あとから壁紙を切り替えるときに迷いません。
撮影写真を背景に使う
スマホやデジカメで撮影した写真は、パソコンの背景を好きな画像にするのにぴったりです。
まずはパソコンに写真を取り込み、分かりやすい名前のフォルダに整理しておきます。
風景や空の写真はアイコンやウィンドウと重なっても視認性が落ちにくく、壁紙として使いやすい傾向があります。
人物が中心の写真を使う場合は、アイコンの位置と重ならないようにトリミングしてから設定すると見栄えが良くなります。
フリー素材を安全に利用する
ネット上のフリー素材サイトを使えば、高解像度で壁紙向きの画像を簡単に見つけられます。
商用利用可かどうかやクレジット表記の有無など、利用規約を必ず確認してからダウンロードしましょう。
企業ロゴや著名人の写真などは権利が複雑な場合もあるため、個人利用でも条件をよく読み、グレーな素材は避けるのが無難です。
以下のようなジャンルの画像を中心に選ぶと、壁紙として使ったときにアイコンが見やすくなります。
- シンプルなグラデーション
- 抽象的なパターン
- ボケ感のある風景
- 空や海などの自然
- ダークトーンのテクスチャ
比率と解像度を整える
パソコンの背景を好きな画像に設定するときは、画面の解像度に合ったサイズを選ぶことが大切です。
一般的なフルHDモニターなら横1920ピクセル以上、WQHDや4Kモニターならそれより大きい画像を使うと粗くなりにくくなります。
縦横比がモニターと大きく違う画像を使うと、上下や左右が切れたり引き伸ばされてしまうため注意が必要です。
おおまかな目安は次の通りなので、自分のモニターに合わせて画像サイズを選びましょう。
| 画面サイズの例 | 1920×1080など |
|---|---|
| おすすめ解像度 | 画面解像度以上 |
| 縦横比 | 16:9や16:10 |
| 画像の向き | 横長の写真 |
| 用途のイメージ | 全画面表示の壁紙 |
ファイル形式と保存場所
壁紙に使う画像の形式は、一般的にJPEGかPNGを選んでおけば問題ありません。
写真中心ならファイルサイズを抑えやすいJPEG、ロゴやイラストなら色の境界がくっきりしやすいPNGが向いています。
ピクチャフォルダの中に壁紙という名前のフォルダを作り、そこへ背景に使う画像だけを集めておくと管理がしやすくなります。
スライドショー用のフォルダも分けておけば、設定画面でフォルダを指定するときに迷わず選択できます。
シーン別の背景選び
このセクションでは、仕事用やプライベート用などシーンに合わせてパソコンの背景を好きな画像に選び分けるコツを紹介します。
自宅で使うときとオンライン会議に参加するときでは、ふさわしい壁紙の雰囲気が少し変わります。
集中したい時間とリラックスしたい時間で背景を切り替えると、気持ちの切り替えもしやすくなります。
仕事モードの背景
仕事用のパソコンでは、落ち着いた色合いで文字やアイコンが見やすい背景を選ぶのが基本です。
派手すぎるイラストやキャラクター画像は、社内の会議や画面共有の場面では浮いてしまうことがあります。
以下のようなイメージを参考に、自分の業務スタイルに合う背景を選んでみましょう。
- 彩度を抑えたブルーやグレー
- シンプルな幾何学模様
- デスクや文房具の静物写真
- 抽象的なグラデーション
- 自然光の差し込む室内風景
プライベート時間の背景
自宅でのプライベート利用では、自分の好みを前面に出したパソコンの背景を好きな画像で楽しみましょう。
旅行先の写真やペットの写真、趣味の作品の写真などを壁紙にすると、パソコンを開くたびに気分が上がります。
ただし明るすぎる色やコントラストの強い画像は、長時間見ていると目が疲れやすい場合があります。
全体としては明るめでも、アイコンが重なる中央付近は少し暗めの画像を選ぶと使いやすくなります。
オンライン会議にふさわしい背景
オンライン会議では、画面共有したときに映る壁紙も相手に見られていることを意識すると安心です。
ビジネスの場面では、清潔感があり情報量の少ない背景を選ぶと無難にまとまります。
会議が多い人は、次のような観点を意識して背景を選ぶとよいでしょう。
| シーン | 社内会議 |
|---|---|
| おすすめ画像 | 抽象パターンや風景 |
| シーン | 取引先との商談 |
| おすすめ画像 | シンプルなグラデーション |
| シーン | カジュアルな打ち合わせ |
| おすすめ画像 | 落ち着いた趣味の写真 |
集中したいときの背景
集中力を高めたいときは、視線を奪わない落ち着いた背景を選ぶことがポイントです。
モノトーンに近い色や、細かい柄のないシンプルな画像は、タスクに意識を向けやすくしてくれます。
逆に、文字や人の顔が大きく写っている写真は、無意識のうちに注意がそちらへ向かいやすくなります。
作業用アカウントと私用アカウントで壁紙を変えておくと、ログインした瞬間に気持ちを切り替えやすくなる効果も期待できます。
背景が反映されないときの原因
このセクションでは、パソコンの背景を好きな画像に設定したつもりなのにうまく反映されないときの原因と対処法を解説します。
画像が真っ黒になってしまったり、設定画面が見つからなかったり、会社支給のパソコンで変更が禁止されているケースもあります。
症状ごとに確認すべきポイントを整理しておくと、トラブル発生時に落ち着いて対応できます。
画像が表示されない場合
背景に設定した画像が表示されず、単色の状態になってしまう場合はいくつかの原因が考えられます。
まずは画像ファイルの場所が移動されていないかや、ファイルが削除されていないかを確認しましょう。
ネットワークドライブ上の画像を使っている場合は、ドライブが切断されると壁紙が読み込めなくなります。
次のような項目を順番に見直してみると、原因の切り分けがスムーズになります。
- 画像ファイルの保存場所
- ネットワークドライブの接続
- 画像ファイルの拡張子
- 画像のサイズや解像度
- 再起動後の再設定の有無
設定画面が見つからない場合
Windowsのバージョンや表示方法によっては、設定アプリから目的の画面へたどり着きにくいことがあります。
スタートメニュー内に設定が見つからない場合は、検索ボックスに設定と入力して起動する方法も試してみてください。
また、デスクトップの何もないところを右クリックし、個人用設定を選ぶと背景の設定画面へショートカットできます。
それでもうまく開けない場合は、OSのアップデート状況や管理者による制限の有無を確認しましょう。
会社PCで変更できない場合
会社から支給されているパソコンでは、セキュリティポリシーにより背景の変更が制限されていることがあります。
この場合、個人用設定の画面にロックマークが表示されたり、一部の選択肢がグレーアウトして選べない状態になります。
自分で設定を変えようとする前に、社内のルールや情報システム部門の案内を確認するのが安全です。
主な制限内容のイメージを次の表にまとめたので、似た状態がないかチェックする際の目安にしてください。
| PC環境 | 会社支給端末 |
|---|---|
| 想定される制限 | 背景変更の禁止 |
| PC環境 | 共有PC |
| 想定される制限 | 個人設定の固定 |
| PC環境 | 仮想デスクトップ |
| 想定される制限 | ログオフ時の設定リセット |
マルチディスプレイ使用時の注意
複数のディスプレイを接続している場合、モニターごとに背景の表示方法が変えられるため、意図しない見え方になることがあります。
設定画面のプレビューでどのモニターにどの画像が割り当てられているかを必ず確認しましょう。
デスクトップで右クリックして個人用設定を開き、複数のディスプレイを選択の項目があれば適切に割り当てを変更します。
左右のモニターで別々の壁紙を楽しみたい場合も、どちらがメインディスプレイかを意識して画像を選ぶと使いやすくなります。
好きな背景でパソコン時間をもっと楽しくする
パソコンの背景を好きな画像に変えることは、毎日の作業環境を自分らしく整えるための小さな工夫です。
Windows11やWindows10の設定画面や右クリックメニューを活用すれば、数ステップでデスクトップやロック画面の雰囲気を変えられます。
画像の解像度や縦横比、仕事用とプライベート用の使い分けといったポイントを意識することで、見やすさと楽しさを両立した壁紙が選べます。
トラブルが起きても原因ごとの対処法を知っておけば、背景が変わらないストレスを最小限に抑えられます。
今日からぜひ、自分のお気に入りの写真やイラストを壁紙に設定して、パソコンを開く時間を少し特別なものにしてみてください。

