Googleマップの履歴を削除する7つの基本ステップ|検索履歴とロケーション履歴を安全に整理する!

白いノートパソコンと卓上カレンダーと観葉植物
ブラウザ

Googleマップの履歴を削除したいけれど、設定画面が複雑でどこを触ればいいか分からないと感じている人は多いです。

特に検索履歴とロケーション履歴は画面も設定も別々なので、正しく理解しないと必要以上にデータを残してしまうことがあります。

この記事ではスマホとパソコンの両方でGoogleマップの履歴を削除する方法と、自動削除やトラブル時の対処まで順番に整理して解説します。

プライバシーを守りながら便利さも保てるように、自分に合った履歴の残し方と消し方を一緒に整えていきましょう。

Googleマップの履歴を削除する7つの基本ステップ

木製デスクに並んだノートパソコンと文房具とコーヒー

まずはGoogleマップの履歴にどんな種類があるのかを理解し、スマホとパソコンで共通して必要になる基本的な削除ステップを整理します。

履歴の種類を理解する

Googleマップの履歴には検索した場所やルートなどの「マップのアクティビティ」と、移動経路が自動で記録される「ロケーション履歴」や「タイムライン」があります。

これに加えてGoogleアカウント全体の「ウェブとアプリのアクティビティ」にマップ利用情報が含まれることもあり、どこまで消すかで操作方法が少し変わります。

まずは自分が気になっているのが検索欄に残る履歴なのか、タイムラインに表示される移動履歴なのかを切り分けることが大切です。

Googleアカウントにログインする

Googleマップの履歴はGoogleアカウントごとに管理されているため、まずは削除したいアカウントに正しくログインしているかを確認します。

スマホアプリでは右上のプロフィールアイコンからアカウントを切り替えられ、パソコンではブラウザ右上のアイコンから確認できます。

複数のアカウントを使い分けている場合は、意図しない別アカウント側の履歴を消してしまわないように注意しましょう。

スマホアプリから履歴画面を開く

スマホで検索履歴を削除したい場合は、Googleマップアプリを開いて右上のプロフィールアイコンから「設定」に進みます。

設定メニューの中にある「マップの履歴」をタップすると、「マップのアクティビティ」画面が開き、検索や閲覧の履歴が一覧表示されます。

この画面から個別削除や期間指定削除、自動削除設定などの操作ができるようになっています。

パソコンから履歴画面を開く

パソコンの場合はブラウザでGoogleマップを開き、左上のメニューアイコンから「マップのアクティビティ」を選択します。

するとマップで行った検索や表示の履歴が時系列で表示され、スマホと同じように個別削除や日付指定での削除が可能です。

自宅や職場のパソコンなど大きな画面でじっくり整理したい場合は、このマップのアクティビティ画面を活用すると作業しやすくなります。

個別の検索履歴を削除する

特定の検索履歴だけを消したい場合は、マップの履歴一覧から該当する項目の横にある「×」や削除アイコンをタップまたはクリックします。

削除確認のメッセージで承認すれば、その項目だけが履歴から取り除かれ、他の履歴には影響しません。

よく使う場所の履歴は残しつつ、見られたくない履歴だけピンポイントで消したいときに便利な方法です。

ロケーション履歴を削除する

移動経路が記録されたロケーション履歴を消したい場合は、Googleマップアプリやブラウザから「タイムライン」を開きます。

タイムラインでは特定の日付を選んでその日の移動履歴だけを削除したり、設定メニューからロケーション履歴全体を一括削除したりできます。

日付単位だけでなく特定の立ち寄り場所だけを削除することもできるため、どこまで残したいかを考えながら操作すると安心です。

自動削除設定を確認する

毎回手動でGoogleマップの履歴を削除するのが面倒な場合は、Googleアカウントの「アクティビティ管理」から自動削除を設定できます。

一定期間を過ぎた履歴を自動で消すようにしておくと、使い続けても古いデータが溜まりにくく、プライバシー保護にも役立ちます。

スマホでもパソコンでも同じアカウント設定が共有されるため、一度見直しておくと日常の管理がぐっと楽になります。

スマホで検索履歴を消すコツ

木製デスクに並んだノートパソコンと文房具とコーヒー

ここからはAndroidとiPhoneのスマホアプリで、検索履歴を中心にGoogleマップの履歴を削除する具体的な操作方法とコツを整理します。

Androidで履歴を削除する手順

AndroidではGoogleマップアプリを開き、右上のプロフィールアイコンから「設定」を選び、「マップの履歴」をタップするのがスタートです。

「マップのアクティビティ」画面では、上部の検索バーや各履歴の横にあるアイコンから個別削除や一括削除を行えます。

頻繁にマップを使う人は、この画面への入り方だけでも覚えておくと、気になったときにすぐ履歴を整理できるようになります。

  • Googleマップアプリを開く
  • プロフィールアイコンをタップ
  • 設定を開く
  • マップの履歴を選ぶ
  • 削除したい履歴を選択する

iPhoneで履歴を削除する流れ

iPhoneでも基本的な流れはほぼ同じで、Googleマップアプリの右上にあるプロフィールアイコンから「設定」を開き、「マップの履歴」に進みます。

表示される履歴一覧から不要な項目の横にある削除アイコンをタップすれば、その履歴だけを消すことができます。

GoogleマップアプリはAndroidとiOSで画面配置が少し違う場合がありますが、「プロフィールアイコン」と「設定」と「マップの履歴」の三つをたどることを意識すると迷いにくくなります。

  • Googleマップアプリを起動
  • プロフィールアイコンをタップ
  • 設定を選択
  • マップの履歴を開く
  • 不要な履歴を削除する

スマホで一括削除を使うときの注意

スマホアプリのマップの履歴画面上部にある「削除」メニューからは、今日のアクティビティだけ削除したり、指定期間の履歴をまとめて削除したりできます。

一括削除は作業が速い反面、元に戻せないため、どの期間の履歴を消すかを事前にイメージしてから実行することが大切です。

仕事で訪れた場所や旅行の記録など、あとから見返したい可能性があるデータが含まれていないかも合わせて確認しておきましょう。

削除方法 個別削除
対象 選んだ履歴のみ
操作例 履歴の横のアイコン
まとめ削除 今日のアクティビティ
期間指定 開始日と終了日を選択
全期間削除 すべての履歴を一括削除

スマホで履歴を残しにくくする設定

そもそも履歴をあまり残したくない場合は、Googleマップアプリから「あなたのデータ」画面やGoogleアカウントのアクティビティ設定を見直すのがおすすめです。

「ウェブとアプリのアクティビティ」でマップのデータ保存を一部制限したり、自動削除期間を短めに設定したりすると、古い履歴が溜まりにくくなります。

位置情報の利用を必要なときだけに限定することで、電池持ちやプライバシーの面でもメリットが得られます。

  • 自動削除期間の短縮
  • 不要なアクティビティの停止
  • 位置情報利用のオンオフ切り替え
  • バックグラウンド利用の制限

パソコンからマップの履歴を整理する方法

黒いノートパソコンのキーボードとタッチパッドのクローズアップ

パソコンのブラウザからGoogleマップを使っている場合は、「マップのアクティビティ」画面を活用すると履歴をまとめて見渡しやすくなります。

PCでマップのアクティビティを開く

パソコンから履歴を削除するには、まずブラウザでGoogleマップを開き、左上のメニューアイコンから「マップのアクティビティ」を選択します。

表示された画面には地図上の検索や表示履歴が時系列で並び、それぞれの右側に削除アイコンが表示されます。

検索バーも用意されているため、特定のキーワードに関連する履歴だけを絞り込んで削除することもできます。

  • maps.google.comを開く
  • メニューアイコンをクリック
  • マップのアクティビティを選択
  • 削除したい履歴を探す
  • 削除アイコンで個別削除

特定の日付や期間だけ削除する

マップのアクティビティ画面上部の「削除」メニューからは、日付や期間を指定して履歴をまとめて削除できます。

「今日のアクティビティ」や「指定の期間」などを選んで日付を指定し、確認画面で承認すれば、その範囲の履歴だけが一括で消えます。

全期間の履歴を消す前に、まずは特定の期間だけ削除して様子を見るという使い方も安全です。

削除オプション 今日のアクティビティ
期間指定 開始日と終了日を入力
全期間 すべての履歴
個別選択 項目ごとに削除
検索条件削除 キーワードで絞り込み

検索履歴と経路履歴を分けて考える

Googleマップでは、検索欄に入力した場所の履歴と、ナビで実際に走った経路の履歴が混ざって表示されることがあります。

検索履歴だけを整理したいのか、ナビで使った経路も含めて削除したいのかを意識して画面を確認すると、必要な情報だけ残しやすくなります。

仕事やプライベートで役割を分けて使っている場合は、ブラウザのプロファイルやアカウントも使い分けるとより安全です。

  • 検索履歴だけ消したい場合
  • ナビ経路もまとめて消したい場合
  • 仕事用アカウントの整理
  • プライベート用アカウントの整理

会社や共有PCでの履歴対策

会社や家族と共有しているパソコンでGoogleマップを使う場合は、履歴を残しすぎない工夫が特に重要になります。

ブラウザのシークレットモードを活用したり、使い終わったらアカウントからログアウトしたりすることで、見られたくない履歴が残りにくくなります。

定期的にマップのアクティビティ画面を開いて、不要な履歴をまとめて削除する習慣をつけるのもおすすめです。

  • シークレットモードの利用
  • 共有PCでのログアウト
  • 定期的な履歴整理
  • アカウントの使い分け

ロケーション履歴やタイムラインの管理ポイント

ノートパソコンを操作する手元とワイヤレスマウス

移動経路が自動で記録されるロケーション履歴やタイムラインは便利な一方で、プライバシーへの影響も大きいため、仕組みと削除方法をしっかり理解しておく必要があります。

タイムライン画面を開く手順

ロケーション履歴を確認したり削除したりするには、Googleマップから「タイムライン」を開きます。

スマホアプリではプロフィールアイコンから「タイムライン」をタップし、パソコンではタイムライン専用のページにアクセスして日付を選択します。

画面上部の日付を切り替えることで、過去の特定の日にどこへ移動したかを一覧で確認できます。

  • Googleマップを開く
  • プロフィールアイコンをタップ
  • タイムラインを選択
  • 表示したい日付を選ぶ
  • 移動経路を確認する

特定の日だけロケーション履歴を削除する

特定の日の移動履歴だけ消したい場合は、タイムライン画面で該当の日付を選び、メニューから「1日分をすべて削除」を選択します。

その日の移動ルートや訪問した場所がタイムラインからまとめて削除されるため、ピンポイントで履歴を消したいときに便利です。

個別のスポットだけを削除したい場合は、その場所のメニューから当日タイムラインからの削除を選ぶこともできます。

削除対象 1日分の移動履歴
操作箇所 タイムラインの日付メニュー
個別削除 スポットごとの削除
一括削除 その日のルート全体
注意点 削除後は復元不可

ロケーション履歴をすべて削除する

ロケーション履歴をまとめて削除したい場合は、タイムライン画面の設定メニューやGoogleアカウントの位置情報設定から一括削除の項目を選びます。

この操作を行うと、それまで保存されていた移動履歴がすべて削除され、あとから同じ情報を確認することはできなくなります。

思い出として残しておきたい日がある場合は、削除前に必要な情報だけ別途メモしておくと安心です。

自動削除と保存期間の設定

ロケーション履歴は、Googleアカウントの「アクティビティ管理」で保存期間の自動削除を設定することができます。

例えば三か月や十八か月など、一定期間を過ぎた履歴を自動的に削除するようにしておけば、古い移動履歴が延々と残り続けることを防げます。

2025年以降はタイムラインの保存方法やデバイス側への保存にも変更が加えられているため、案内メールやヘルプページを確認し、最新の仕様に合わせて保存期間を見直しておくと安心です。

保存期間 手動で削除するまで
自動削除 3か月ごと
自動削除 18か月ごと
自動削除 36か月ごと
設定場所 Googleアカウントのアクティビティ管理

履歴削除トラブルの解消法

白いノートパソコンと観葉植物と目覚まし時計のあるデスク

正しい手順で削除したつもりなのに履歴が残って見えたり、そもそも削除ボタンがうまく動かなかったりする場合は、いくつかの原因と対処方法を順番に確認していきましょう。

履歴が消えたように見えないとき

Googleマップの履歴を削除しても、しばらくすると似たような履歴がまた表示されることがあります。

これはマップ以外のGoogleサービスで保存されたデータや、「ウェブとアプリのアクティビティ」に含まれる情報が再表示されているケースが多いです。

マップの履歴だけでなく、Googleアカウント全体のアクティビティ設定も確認し、保存範囲や自動削除設定を見直すと改善しやすくなります。

  • マップの履歴画面の再確認
  • ウェブとアプリのアクティビティを確認
  • 複数アカウントの履歴切り替え
  • ブラウザやアプリの再起動

キャッシュやアプリデータを消してみる

スマホアプリで履歴の表示が正しく更新されない場合は、アプリ内のキャッシュやデータが影響していることがあります。

設定メニューからGoogleマップアプリのキャッシュや一部データを削除すると、古い情報が画面に残っていた不具合が解消されることがあります。

アプリのデータを消去すると一部の設定やダウンロード済みの情報も初期化されるため、重要なデータがないか事前に確認してから実行しましょう。

  • 端末の設定アプリを開く
  • アプリ一覧からGoogleマップを選ぶ
  • ストレージとキャッシュを開く
  • キャッシュを削除する
  • 必要に応じてデータも削除する

ロケーション履歴の仕様変更に注意する

ロケーション履歴やタイムラインは近年仕様が変更され、データの保存場所や保持期間の扱いが変わってきています。

一定期間より前のデータが自動で削除されたり、クラウドではなく端末側に保存されるようになったりすることで、過去の履歴が見つからないように感じる場合があります。

Googleから届く案内メールやヘルプページを確認し、自分のアカウントに適用される最新のルールを把握しておくと、思わぬデータ消失への不安を減らせます。

プライバシー保護のために見直したい設定

履歴削除のトラブルをきっかけに、Googleアカウント全体のプライバシー設定を見直しておくのも良いタイミングです。

ウェブとアプリのアクティビティやロケーション履歴、広告のパーソナライズ設定などを整理することで、どのデータがどの目的で使われているかを把握しやすくなります。

すべてをオフにする必要はありませんが、自分が許容できる範囲に調整しておくことで、日常的な安心感が大きく変わります。

見直したい設定 ウェブとアプリのアクティビティ
見直したい設定 ロケーション履歴
見直したい設定 広告のカスタマイズ
見直したい設定 端末の位置情報権限
目的 プライバシーと便利さのバランス調整

Googleマップの履歴と上手に付き合うための視点

白いノートパソコンと卓上カレンダーと観葉植物

Googleマップの履歴は、削除の仕方さえ理解していれば、必要なときだけ頼れる便利な記録ツールとして活用できます。

検索履歴とロケーション履歴を切り分けて管理し、自動削除やアクティビティ設定を組み合わせれば、手間をかけずにプライバシーを守ることが可能です。

スマホとパソコンの両方で定期的に履歴画面をのぞき、不要なデータを削除する習慣をつけておけば、いざというときにも安心してGoogleマップを使い続けられるでしょう。