dnsサーバーが応答していませんとはWindows8で何が原因?|今すぐできる解決方法とネットが安定する対策を徹底解説

ノートパソコンの横に置かれたメガネと木製デスク ネットワーク

突然「dnsサーバーは応答していません」とWindows8の画面に表示され、インターネットが使えなくなって困った経験はありませんか。

このエラーは誰にでも起こりうる一般的なトラブルで、原因や対処法がすぐには分かりにくいものです。

本記事では、Windows8で発生しがちなdnsサーバーの応答エラーについて、考えられる原因や確実な対処法を分かりやすく解説します。

基本的なチェックポイントから、より専門的な設定変更の手順、おすすめのDNSサービスまで幅広くカバー。

dnsサーバーは応答していませんと表示された際も、慌てずに解決できるヒントを得たい方は、ぜひ続きをご覧ください。

  1. Windows8で「DNSサーバーは応答していません」と表示される原因
    1. インターネット接続の不安定化
    2. DNSサーバーの障害やダウン
    3. ルーターやモデムのトラブル
    4. DNS設定の誤りや不整合
    5. ネットワークアダプターの問題
    6. セキュリティソフトやファイアウォールの影響
    7. Windows8特有のネットワーク設定の不具合
  2. Windows8で「DNSサーバーは応答していません」と表示された場合の対処法
    1. パソコンの再起動
    2. ルーターやモデムの再起動
    3. ネットワーク診断の実施
    4. DNSサーバー設定の変更
    5. 不要なネットワークアダプターの無効化
    6. ネットワークドライバーの再インストール
    7. IPv6機能の無効化
    8. セキュリティソフトまたはファイアウォールの一時停止
    9. プロバイダーへ障害状況の確認
  3. Windows8でDNSサーバーの設定を変更する手順
    1. コントロールパネルからネットワーク接続を開く
    2. 使用中のネットワークアダプターを選択
    3. プロパティからIPv4の設定を編集
    4. 推奨パブリックDNSの入力
    5. 設定の保存とネットワーク再接続
  4. パブリックDNSのおすすめ
    1. Google Public DNS
    2. Cloudflare DNS
    3. Quad9 DNS
  5. Windows8ユーザーがDNSトラブルを防ぐコツ
    1. 定期的なOSとドライバーのアップデート
    2. 最新のルーターファームウェアの適用
    3. 不要なネットワーク接続の整理
  6. DNSサーバーの応答問題を解決してWindows8で安定したインターネットを利用するために

Windows8で「DNSサーバーは応答していません」と表示される原因

黒いノートパソコンと手帳とスマートフォンと観葉植物

Windows8で「DNSサーバーは応答していません」というエラーメッセージが表示される場合、原因はさまざまです。

インターネットへの接続環境や機器、設定内容など、幅広い要因を確認する必要があります。

インターネット接続の不安定化

ネット回線そのものが不安定になると、DNSサーバーへのアクセスが途中で途切れてしまうことがあります。

Wi-Fiの場合、電波が弱い場所や干渉が多い環境では接続が不安定になりやすいです。

ケーブル接続でもLANケーブルに不具合があれば同じ問題が起きることがあります。

DNSサーバーの障害やダウン

利用しているDNSサーバー自体に障害やダウンが発生している場合、問い合わせに対して応答が返ってきません。

特定のウェブサイトだけでなく、どのページにもアクセスできない場合は、原因としてDNSサーバーのトラブルが疑われます。

障害のパターン 主な症状
一時的な過負荷 時々表示できなくなる、遅くなる
サーバーダウン 常にエラーが出る、全く表示できない

ルーターやモデムのトラブル

自宅やオフィスのルーター、モデムに一時的な不具合や設定ミスがあると、DNSサーバーへの通信が阻害されることがあります。

これらの機器は長時間稼働させたり、同時接続数が多くなったりすると調子が悪くなることがあるため、再起動することで問題が解消することもあります。

  • ルーターやモデムの電源を一度切ってから入れ直す
  • ケーブルの抜き差しや接続状況のチェックを行う
  • ファームウェアのアップデートを検討する

DNS設定の誤りや不整合

パソコンやルーターのDNS設定が誤っていたり、他のネットワークと混在している場合も正常に応答が得られません。

手動でIPアドレスやDNSアドレスを入力している場合、入力ミスがないか確認しましょう。

自動取得設定がおすすめですが、プロバイダ指定のDNSが必要なケースもあります。

ネットワークアダプターの問題

ネットワークアダプターのドライバーが古かったり、正常に動作していないとインターネット通信に支障が出ます。

デバイスマネージャーからアダプターの状態を確認したり、ドライバーの更新を試してみてください。

アダプターを一度無効→有効にすることで解消される場合もあります。

セキュリティソフトやファイアウォールの影響

セキュリティソフトやファイアウォールの設定によって、DNS通信がブロックされてしまうケースがあります。

設定を一時的に無効にするか、例外設定を見直すことで改善できることがあります。

複数のセキュリティソフトを同時に使っている場合は競合にも注意してください。

Windows8特有のネットワーク設定の不具合

Windows8には他のバージョンと比べてネットワーク設定に不具合が発生しやすいことがあります。

システムのアップデートや、ネットワークのリセット機能を活用することで改善できる例があります。

アップデートが適用されていない場合や、ユーザーごとにカスタマイズした設定が影響していることもあります。

Windows8で「DNSサーバーは応答していません」と表示された場合の対処法

白いノートパソコンのキーボードと黒い画面

Windows8でインターネット接続時に「DNSサーバーは応答していません」と表示されることがあります。

このエラーが発生すると、ウェブサイトにアクセスできなくなったり、ネットの利用に支障が出たりします。

簡単な対策から順番に試すことで、原因を特定しやすくなります。

下記の方法を参考にしてトラブルを解決しましょう。

パソコンの再起動

最初に試したいのが、パソコンの再起動です。

一時的なシステムの不具合やネットワーク設定のリセットが行われ、問題が解消されることがあります。

作業中のデータの保存を忘れずに実施してください。

ルーターやモデムの再起動

自宅や会社でインターネットを使っている場合、ルーターやモデムにも問題があることがあります。

  • ルーターやモデムの電源を切る
  • コンセントを抜き、30秒ほど待つ
  • 再度電源を入れる

この手順でネットワーク機器の通信状態がリセットされ、DNSエラーが改善される場合があります。

ネットワーク診断の実施

Windows8にはネットワークの問題を自動で診断・修正してくれる機能が搭載されています。

タスクバー右下のネットワークアイコンを右クリックし、「トラブルシューティング」を選択してください。

画面指示に従うと自動的に問題が検出され、簡単な修正が行われます。

DNSサーバー設定の変更

プロバイダーのDNSサーバーに問題がある場合、手動でDNSサーバーの設定を変更することで解決できることがあります。

手順 内容
1 コントロールパネルを開く
2 「ネットワークと共有センター」を選ぶ
3 「アダプターの設定の変更」をクリック
4 利用中のネットワークを右クリックして「プロパティ」を選択
5 「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)」を選び、「プロパティ」をクリック
6 「次のDNSサーバーのアドレスを使う」に切り替えて、例えば「8.8.8.8」や「8.8.4.4」(Google Public DNS)を入力
7 「OK」を押してウィンドウを閉じる

設定後、再度インターネット接続を確認してください。

不要なネットワークアダプターの無効化

仮想ネットワークアダプターや使っていない無線アダプターが干渉し、正常な接続を妨げていることがあります。

コントロールパネルから「ネットワークと共有センター」→「アダプターの設定の変更」に進み、不要なアダプターを右クリックして「無効にする」を選択してください。

不要なアダプターを整理すると、通信トラブルが解消される場合があります。

ネットワークドライバーの再インストール

ネットワークドライバーが破損したり、正しく動作していない可能性も考えられます。

「デバイスマネージャー」からネットワークアダプターのドライバーを一度アンインストールし、パソコンを再起動すると自動で最新のドライバーが再インストールされます。

これにより、ドライバーの不具合が解消されることがあります。

IPv6機能の無効化

一部の環境ではIPv6がうまく機能しておらず、DNSサーバーエラーを引き起こしている場合があります。

コントロールパネルの「ネットワークと共有センター」→「アダプターの設定の変更」から、利用しているネットワークアダプターのプロパティを開き、「Internet Protocol Version 6(TCP/IPv6)」のチェックを外してください。

設定後にPCを再起動して、接続状況を確認しましょう。

セキュリティソフトまたはファイアウォールの一時停止

インストールしているセキュリティソフトやWindowsのファイアウォールの設定によって通信が遮断され、DNSサーバーエラーが発生するケースもあります。

一時的にセキュリティソフトやファイアウォールを無効にしてみて、改善するかどうか確認してください。

改善した場合は設定を見直し、安全を保ちながら利用しましょう。

プロバイダーへ障害状況の確認

上記の対策を試しても解決しない場合、インターネットプロバイダー側で障害やメンテナンスが発生している可能性があります。

公式サイトやサポートに連絡し、障害情報やメンテナンス情報を確認してください。

プロバイダーで原因が発生している際は、復旧まで待つ必要があります。

Windows8でDNSサーバーの設定を変更する手順

白いノートパソコンと観葉植物と目覚まし時計のあるデスク

Windows8で「dns サーバー は 応答 し てい ませ ん」と表示される場合、DNSサーバー設定の見直しが有効です。

以下の手順でDNSサーバーの設定を変更できます。

コントロールパネルからネットワーク接続を開く

まず、スタート画面の右端にカーソルを移動させ、「検索」アイコンをクリックします。

検索欄に「コントロールパネル」と入力し、表示されたコントロールパネルを開きます。

続いて、「ネットワークとインターネット」を選択し、「ネットワークと共有センター」を開きます。

左側のメニューから「アダプターの設定の変更」をクリックします。

使用中のネットワークアダプターを選択

現在利用しているネットワークアダプター(例:Wi-Fiやローカルエリア接続)が表示されます。

  • 接続中と表示されているアダプターを探します。
  • そのアイコンを右クリックして「プロパティ」を選択します。

対応するアダプターの設定を間違えないようにしましょう。

プロパティからIPv4の設定を編集

ネットワークアダプターのプロパティ画面が表示されます。

手順 操作内容
1 スクロールして「インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」を見つけます。
2 「インターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)」をクリックして選択します。
3 右下の「プロパティ」ボタンをクリックします。

これでIPv4アドレスやDNSサーバーの設定を変更できる画面が開きます。

推奨パブリックDNSの入力

「次のDNSサーバーのアドレスを使う」にチェックを入れます。

以下などの推奨パブリックDNSアドレスを入力します。

  • Google Public DNS:優先DNSサーバー「8.8.8.8」、代替DNSサーバー「8.8.4.4」
  • Cloudflare:優先DNSサーバー「1.1.1.1」、代替DNSサーバー「1.0.0.1」

設定欄に数値を正確に入力しましょう。

設定の保存とネットワーク再接続

「OK」ボタンをクリックして設定を保存します。

その後、プロパティ画面も閉じてください。

変更を反映させるために、一度ネットワーク接続を切断し、再度接続します。

再接続後、インターネットに問題なくアクセスできるか確認しましょう。

パブリックDNSのおすすめ

白いノートパソコンとスマートフォンを操作するビジネスマンの手元

Windows8で「dns サーバー は 応答 し てい ませ ん」というエラーが出る場合、DNSサーバーをパブリックDNSに変更することで改善されることがあります。

パブリックDNSは信頼性や速度、セキュリティ面で優れたものが多く、だれでも無料で利用できます。

ここでは代表的なパブリックDNSサービスを紹介します。

Google Public DNS

Google Public DNSは、多くの人に親しまれている無料のDNSサービスです。

高い信頼性や安定した応答速度が評価されています。

設定が簡単なのも特徴のひとつです。

  • プライマリDNS:8.8.8.8
  • セカンダリDNS:8.8.4.4
  • 世界中で利用されておりサポート体制も充実しています
  • Web閲覧の快適さやセキュリティ向上を図りたい場合におすすめです

Cloudflare DNS

Cloudflare DNSは、セキュリティ重視のユーザーに人気があります。

「1.1.1.1」という非常に覚えやすいアドレスが特長です。

プライバシー重視の方や速度を求める方に特におすすめです。

特徴 アドレス
プライマリDNS 1.1.1.1
セカンダリDNS 1.0.0.1
プライバシー 高い(ユーザー情報を記録しない方針)

ゲームや動画視聴など、レスポンスの良さを重視する使い方にも適しています。

Quad9 DNS

Quad9 DNSは、セキュリティ面を最優先に考えたパブリックDNSサービスです。

サイバー攻撃や悪意あるサイトへのアクセスを自動的にブロックしてくれます。

家族での利用やネット初心者にも安心して使える点が好評です。

主なアドレスは「9.9.9.9」となります。

無料で手軽に導入できるため、安全性を高めたい場合に推奨されます。

Windows8ユーザーがDNSトラブルを防ぐコツ

黒いノートパソコンとスマートフォンを操作する男性の手元

「dns サーバー は 応答 し てい ませ ん」というエラーは、Windows8を快適に使いたい人にとって大きなストレスとなります。

日ごろから対策を行うことで、DNSサーバー関連のトラブルを未然に防ぐことができます。

自宅でも外出先でも安定したインターネット環境を維持するために、いくつかのポイントをチェックしましょう。

定期的なOSとドライバーのアップデート

Windows8のシステムやネットワーク関連ドライバーは、定期的にアップデートすることが大切です。

古いままだと不具合やセキュリティの問題が原因で、DNSエラーが発生しやすくなります。

特にネットワークアダプターのドライバーは、安定した通信のためにも最新バージョンに保つようにしましょう。

アップデートの手順は以下の通りです。

  1. 「コントロールパネル」を開く
  2. 「システムとセキュリティ」内の「Windows Update」を選択
  3. 利用可能なアップデートを確認して実行
  4. 続いて「デバイスマネージャー」からネットワークアダプターを選択
  5. 右クリックして「ドライバーソフトウェアの更新」を実施

これらの作業を定期的に行うことで、トラブルのリスクを大幅に減らすことができます。

最新のルーターファームウェアの適用

ルーターも最新の状態に保つことが重要です。

ファームウェアを更新しないと、通信が不安定になったり、「dns サーバー は 応答 し てい ませ ん」の原因となることがあります。

自宅で使っているルーターのファームウェアバージョンを確認し、新しいものがあれば早めに適用しましょう。

ルーターメーカー ファームウェア更新方法
Buffalo 設定画面から「ファームウェア更新」を選択
NEC メーカーサイトの手順に従いアップデート
バッファロー 機器の管理画面で更新チェック

更新後は再起動して設定が反映されているかもチェックしてください。

不要なネットワーク接続の整理

使用していないWi-Fiや有線LANの設定が複数あると、誤って不安定な接続が優先されてしまうことがあります。

DNSトラブル防止のためにも、ネットワーク設定を整理しましょう。

  • 使っていないWi-Fiを削除する
  • 不要な「仮想ネットワークアダプター」を無効化する
  • 優先順位をよく使うネットワークに設定する

設定の見直しは「ネットワークと共有センター」から簡単に行うことができます。

常に必要なネットワークのみを有効にしておくことで、DNSエラーの発生確率も低くなります。

DNSサーバーの応答問題を解決してWindows8で安定したインターネットを利用するために

白いノートパソコンのキーボードと黒い画面

DNSサーバーの応答がないというエラーは、インターネット接続の不安定さやWebページが表示できないといったトラブルの原因となります。

安定したインターネット利用のためには、これまでご紹介したようなDNS設定の確認や再設定をおこない、本体やルーターの再起動、また回線の状態チェックを習慣づけることが大切です。

万が一トラブルが解決しない場合も、焦らず1つずつ対策を試すことで良好な通信環境を取り戻せることが多いです。

Windows8を快適に活用するためにも、ネットワークの問題には日頃から気を配り、困ったときには冷静に対応していきましょう。

この記事がDNSエラー解決のヒントとなり、快適なインターネットライフに役立つことを願っています。

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