テンキーがNum Lock以外の原因で使えない時の徹底対処法｜原因別の解決策と今すぐ使えるチェックポイント

テンキーが突然使えなくなった経験は、多くの方が一度はあるのではないでしょうか。

特にNum Lockをオンにしているのにテンキーが反応しないと、原因がわからず一層困ってしまいます。

実は、「Num Lock以外」のさまざまな要因がテンキーの不具合を引き起こすことがあります。

本記事では、テンキーが使えない時に考えられるNum Lock以外の原因と、それぞれの対処法をわかりやすく解説します。

もうテンキーのトラブルに悩まされないために、ぜひご覧ください。

テンキーがNum Lock以外の原因で使えない場合の対処方法

テンキーが使えなくなった場合、Num Lockキーの設定以外にもさまざまな原因が考えられます。

以下でよくある原因ごとに対処方法を詳しく紹介します。

Fnキー設定

ノートパソコンなどでは、Fnキーを押すことで一部のキーの動作が切り替わる場合があります。

テンキー部分もFnキーの組み合わせで有効・無効が切り替わる機種が存在します。

一度Fnキーを押しながら数字キーを試してみて、正常に入力できるか確認しましょう。

パソコンによっては、FnキーとNum Lockキーを同時に押すことでテンキーの挙動が変わることもあります。

取扱説明書やメーカー公式サイトでもキーの組み合わせについて案内があるので、確認すると良いでしょう。

キーボードドライバーの不具合

キーボードドライバーに問題があると、テンキーも正しく動作しません。

以下の手順でドライバーの確認や再インストールを行いましょう。

1. デバイスマネージャーを開きます。
2. 「キーボード」カテゴリーから、利用中のキーボードを右クリックして「ドライバーの更新」を選択します。
3. 自動でドライバーソフトウェアを検索させるか、手動で最新ドライバーをダウンロードしてインストールします。
4. 改善しない場合は一度アンインストールしてから再起動し、再自動認識させる方法もおすすめです。

ドライバーに関連した問題は、アップデートや再インストールで解決するケースが多いです。

マウスキー機能の有効化

Windowsにはテンキーでマウスポインタを操作する「マウスキー機能」が搭載されています。

この機能が有効になっていると、テンキーで数字を入力できなくなります。

マウスキー機能の状態を以下の表で確認してみましょう。

上記のいずれかでテンキー入力が可能になる場合があります。

OSやキーボード設定の問題

パソコンの言語設定やキーボードレイアウトが適切でない場合も、テンキーの誤作動を招くことがあります。

設定方法の例を紹介します。

• Windows 10/11の場合、「設定」→「時刻と言語」→「言語」で正しいキーボードレイアウト（日本語/英語）を選択する
• Macの場合、「システム環境設定」→「キーボード」→「入力ソース」で正しいレイアウトを選ぶ
• OSアップデートによる一時的なバグの場合、再起動や修正プログラムの適用が有効な場合もあります

誤った言語設定やレイアウトが原因のことも多いので、今一度確認をおすすめします。

キーボード本体や接続の物理的トラブル

テンキー部分のみが反応しない場合、キーボード自体の故障や汚れも疑われます。

外付けキーボードの場合は、USBやBluetoothの接続がしっかり行われているか確認しましょう。

内蔵型の場合でも、繰り返し使っているうちに一部のキーが物理的に壊れることがあります。

可能なら他のパソコンにつないでみたり、エアダスター等でお手入れしてみてください。

それでも改善しない場合は修理や交換を検討しましょう。

BIOS設定の確認

一部パソコンでは、BIOS（またはUEFI）の設定でテンキーの動作を制御している場合があります。

PC起動時に特定のキー（F2やDeleteなど）を押してBIOS画面を起動し、「Num Lock State」などの設定項目が初期状態で無効化されていないか確認してみましょう。

BIOSによっては項目名が違うため、マニュアルやメーカーサポートサイトも参考にしてください。

設定変更後は必ず「保存して終了」し、Windowsを再起動することを忘れずに。

外付けテンキーのトラブル要因

外付けテンキーの場合、本体の不良やUSBの接触不良が影響することがあります。

また、複数のUSBポートで接続テストを試してみたり、ドライバーソフトや電池（ワイヤレスタイプの場合）を確認しましょう。

外付けテンキーが使えない場合によくあるトラブル例をまとめました。

これらを順番にチェックすると、最小限の手間で原因を特定できます。

Fnキーがテンキーに与える影響

テンキーがNum Lock以外の理由で使えない場合、Fnキーが大きく影響していることがあります。

最近のノートパソコンや一部のデスクトップキーボードでは、省スペース化のためにFnキーとの組み合わせでテンキーの機能を制御する設計が増えています。

このため普段使い慣れていないキーボードでも、Fnキーの設定によってテンキーが動作しないことがあります。

Fnキー機能のオンオフ

Fnキーはファンクションキーやテンキー部分に追加の機能を割り当てるためのキーです。

ノートパソコンなどではFnキーを押しながら特定のキーを入力することで、テンキー部分が通常の数字入力ではなく別の動作をするケースがあります。

たとえば、一部の機種ではFnキーと組み合わせて「画面の明るさ調節」や「音量調整」などが割り当てられていることがあります。

• Fnキーを押し続けて数字キーを入力していないか確認する
• Fn Lock（キーボードによってはファンクションキーのロック・解除機能）を解除してみる
• FnキーとNum Lockキーを同時に押して、テンキーの状態を切り替えてみる

機種によってはFnキーの動作をソフトウェアで変更できる場合もあるため、設定画面も確認してみましょう。

特殊なキーボード配列

特定のキーボードは標準的な配列と異なり、テンキーの機能がFnキーによって一体化されています。

海外仕様のキーボードやコンパクトなノートパソコンでよく見られます。

自分のキーボードの配列仕様を把握し、メーカー公式マニュアルなどで操作方法を確認するのが安心です。

メーカー独自のショートカット

各パソコンメーカーは独自のショートカットキーを用意している場合が多く、これが影響してテンキーが反応しないケースがあります。

たとえば、ファンクションキーの機能切り替えや利便性を重視したソフトウェアが標準インストールされているパソコンもあります。

一般的なメーカー別の例は以下の通りです。

1. HP：F1～F12キーの動作をFn＋Escで切り替え
2. Lenovo：Fn＋NumLock、またはFn＋F8でテンキーを有効化
3. 富士通：Fnキーの設定専用ユーティリティソフトあり

このようにメーカーや機種により操作方法が異なる場合があるため、困ったときは公式サポートの手順書やQ&Aを一度チェックしてみましょう。

キーボードドライバーの更新・再インストール方法

Num Lock以外の原因でテンキーが使えない場合、キーボードドライバーに問題があるケースが多いです。

適切な更新や再インストールを行うことで、不具合が改善されることがあります。

以下にパソコンでキーボードドライバーを修復・更新する方法を紹介します。

デバイスマネージャーからの操作手順

デバイスマネージャーを利用すると、直接パソコン内のキーボードドライバーを管理できます。

1. 画面左下の「スタート」を右クリックし、「デバイスマネージャー」を選択します。
2. 「キーボード」カテゴリを展開し、使用中のキーボードを右クリックします。
3. 「ドライバーの更新」をクリックし、「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」を選びます。
4. 最新のドライバーが見つかった場合は指示に従いインストールします。
5. それでも改善しない場合は、同じ手順で「デバイスのアンインストール」を実行し、再起動してみましょう。

これにより、古いドライバーが削除され、再起動時に自動的に新しいドライバーがインストールされます。

Windowsアップデートによる修復

Windowsアップデートは、システム全体の修正やドライバーの更新が含まれています。

アップデートによって不具合が自動的に修正される場合があります。

公式サイトから最新ドライバーの入手

お使いのパソコンメーカーやキーボードメーカーの公式サイトでは、機種に合った最新のドライバーを公開しています。

• 型番や製品名で検索し、対応するページにアクセスします。
• 「サポート」「ダウンロード」などの項目からキーボードドライバーを探します。
• 該当するドライバーをダウンロードし、案内に従いインストールします。

公式ドライバーを使うことで、互換性や動作の安定性が向上しやすいです。

ダウンロード前には、Windowsのバージョンが合っているか確認しましょう。

マウスキー機能をオフにする設定手順

テンキーがNum Lock以外の理由で使えない場合、マウスキー機能がオンになっていることが原因の場合があります。

マウスキー機能とは、テンキーでマウスカーソルを操作できるようにするWindowsの標準機能です。

この機能が有効だと、テンキーが数字入力の代わりにマウスの動きとして認識されてしまいます。

下記の手順でマウスキー機能のオフ方法を確認しましょう。

Windowsの簡単操作センターから変更

Windowsの簡単操作センターを利用すると、マウスキー機能の設定を簡単に変更できます。

マウスキー機能をオフにする一般的な手順はこちらです。

• 「スタート」ボタンをクリックします。
• 「設定」アイコン（歯車マーク）を選択します。
• 「簡単操作」をクリックします。
• 左側のメニューから「マウス」をクリックします。
• 「テンキーを使ってマウスを操作する」のスイッチをオフにします。

この設定をオフにすることで、テンキーが本来の数字入力として使えるようになります。

ショートカットキーによる切り替え

マウスキー機能はショートカットキーでも切り替えができます。

多くのパソコンでは「左Alt」+「左Shift」+「Num Lock」の3つのキーを同時に押すことで切り替えられます。

このショートカットを誤って押してしまうと、知らないうちにマウスキーが有効化されていることがあります。

テンキーが数字を打てなくなったときは、念のためこのショートカットを使ってみましょう。

マウスキーONのサイン

マウスキー機能が有効になっているときのサインはいくつか存在します。

• テンキーを押しても数字が入力されず、マウスカーソルが動く
• 入力しようとしたときに、画面に「マウスキーが有効です」といった通知が表示された
• Num Lockを何度押してもテンキーの数字が使えない

これらに当てはまる場合は、マウスキー機能の設定を確認しましょう。

テンキーが使えない場合、Num Lock以外が原因の場合もあるので、焦らず一つずつ確認することが大切です。

BIOS設定でテンキー動作を確認・変更する方法

テンキーがNum Lock以外の原因で使えない場合、BIOS設定が影響していることがあります。

特にパソコンを起動した際にNum Lockの状態が自動的に無効になってしまう設定になっていると、Windowsや他のOSに入る前の段階でテンキーの使用が制限されることがあります。

BIOSでの設定変更は比較的簡単ですが、慎重に操作することが重要です。

BIOS画面への入り方

まずはBIOS画面に入る方法を確認しましょう。

一般的な手順は以下の通りです。

1. パソコンの電源を完全に切ります。
2. 再度電源を入れたら、メーカーごとの指定キーをすばやく押します（多くの場合は「Delete」「F2」「F12」など）。
3. 画面にBIOSセットアップユーティリティが表示されます。

なお、メーカーや機種によりBIOSに入るためのキーが異なる場合があるので、起動画面やパソコン本体の説明書を確認してください。

ご利用のパソコンに合わせて、正しいキーを選択しましょう。

Num Lock初期値の設定

BIOS画面に入ったら、「Boot」や「Advanced」などの項目の中に「NumLock」の設定がないか探します。

一般的には「NumLock State」や「Boot Up NumLock Status」などの名称となっています。

• 「Enabled」：起動時にNum Lockが自動で有効になる
• 「Disabled」：起動時にNum Lockが自動で無効になる

Num Lockが無効になっている場合は、「Enabled」に変更しましょう。

設定を変更したら、必ず保存（「Save & Exit」や「F10」キーが多い）して、BIOS画面を終了してください。

設定変更時の注意点

BIOSの設定を変更する際は、以下の点に気を付けましょう。

また、BIOSは機種やメーカーによって画面表示や設定項目が異なる場合があります。

分からない場合は、無理に自分で変更せずメーカーや専門業者に相談するのもおすすめです。

テンキーが使えない場合のハードウェアチェック

テンキーが使えないときには、ソフトウェア上の設定だけでなく、まずハードウェア面にも問題がないか確かめることが重要です。

意外と見落としがちな物理的なトラブルや接続ミスが原因の場合もあります。

キーボードの物理損傷

テンキーのみが反応しない場合、まずキーボード自体に傷や汚れ、落下による損傷がないかを確認しましょう。

テンキーの部分がべたついていたり、キーキャップが浮いていたりすると、キーがしっかり押されていないことがあります。

以下のチェックリストを参考に確認してみてください。

• テンキー部分の各キーを1つずつ軽く押してみる
• 他のキーと比べて手応えが違うキーがないか確認
• ほこりやゴミがキーの間に詰まっていないか目視で確認
• キーボード全体を優しく振って異音がしないかチェック

接続トラブル

USBやBluetooth接続のキーボードを使用している場合、接続部分のトラブルでテンキーが動かないこともあります。

特にUSBキーボードの場合は抜き差しだけで直るケースも多いです。

正しいポートに接続されているかどうかも合わせて確認しましょう。

異なる端末での動作確認

キーボード自体の故障かどうか切り分けるために、別のパソコンやタブレット等に接続して動作確認をしましょう。

他の端末でもテンキーが使えない場合は、キーボード側のトラブルの可能性が高いです。

逆に他の端末では正常に動作する場合は、元の端末側に問題があるかもしれません。

この方法で原因を特定しやすくなります。

外付けテンキー特有のトラブル対策

外付けテンキーを使う場合、ノートパソコンやデスクトップ標準のキーボードとは異なるトラブルが発生することがあります。

特にテンキーがNum Lock以外の要因で使えなくなる際は、いくつかのポイントをチェックすることで問題解決に近づけます。

ここでは外付けテンキーにありがちなトラブルと、その対処法についてご紹介します。

USBポートの識別

外付けテンキーの接続先となるUSBポートの状態によっては、正しく認識されない場合があります。

パソコンには複数のUSBポートがありますが、それぞれのポートには仕様の違いや故障、電力不足といったリスクが考えられます。

• 別のUSBポートに差し替えてみる
• 他のUSB機器が正常に作動しているか確認する
• USBポートの掃除や一時的な取り外しを試す

これらを一つひとつ試すことで、USBポート側の問題かテンキー本体の問題かを切り分けやすくなります。

外付けテンキーの互換性問題

外付けテンキーによっては、パソコンやOSのバージョンと互換性が低い場合があります。

特にWindowsとMacではテンキーの動作仕様が異なることも少なくありません。

購入前には対応OSやスペック表をよく確認し、必要に応じてメーカー公式サイトのFAQを参考にしましょう。

専用ソフトウェアの影響

テンキーによっては独自のドライバや専用ソフトウェアをインストールするタイプがあります。

これらのソフトウェアが最新バージョンでなかったり、設定が適切でないと正常に動作しないこともあります。

一度アンインストールし、最新版をインストールし直すことで回復する場合もあります。

また、他のキーボード関連ソフトとのバッティングや、セキュリティソフトによるブロックも考えられます。

テンキーがNum Lock以外で使えない時にやるべきことの総まとめ

ここまでテンキーがNum Lock以外の原因で使えない場合に考えられる主なトラブルシューティング方法について解説してきました。

パソコンの環境や使用しているソフトによっては、思わぬ設定や接続ミスがテンキーの不具合につながることがあります。

一つ一つ確実に確認することで、原因を特定しやすくなりますし、自分で解決できるケースも多いです。

それでも問題が解消しない場合は、メーカーのサポートや修理窓口への相談も視野に入れましょう。

テンキーが使えないストレスから解放されるよう、ぜひこの記事の内容を役立ててください。