Gmailでメールを送信できないときは、エラー内容や状況ごとに原因を切り分けていくことが大切です。
なんとなく再試行を繰り返すだけでは、送信制限や設定ミスが長引き仕事にも支障が出てしまいます。
この記事では、Gmailでメールを送信できないときに考えられる主な原因と、今すぐ試せる対処法を体系的に整理します。
パソコンのブラウザ版Gmailだけでなく、スマホアプリから送信できないケースや、企業メールからGmail宛に送信できない場合にも触れていきます。
一つずつ確認していけば、自分のケースがどこに当てはまるのかが見えてきて、最短ルートで解決に近づけます。
Gmailでメールを送信できないときの原因と今すぐ試したい対処法7つ
まずはGmailでメールを送信できないときに多いパターンを七つに整理し、どの順番で確認していけばよいかの全体像を掴みます。
いきなり専門的な設定を疑う前に、ネット接続やブラウザの一時的な不具合など、簡単に試せる対処から確認していきましょう。
まずはGmailとネット接続の一時的な不具合を疑う
Gmailでメールを送信できないときは、まずブラウザやアプリの一時的な不具合とネット接続状態を確認します。
ページを再読み込みしたり、ログアウトとログインをやり直すだけで送信できるようになるケースも少なくありません。
Wi-Fiの再接続やルーターの再起動を行い、他のサイトが正常に表示されるかも合わせて確かめましょう。
ブラウザを変えて試すと、特定のブラウザ固有の不具合かどうかの切り分けもしやすくなります。
メールアドレスや宛先の入力ミスを見直す
Gmailで送信したつもりでも、宛先のメールアドレスが間違っているとエラーになったり、誤った相手に届いてしまうことがあります。
特にドットとカンマの打ち間違いや、似た文字の打ち間違いは見落としやすいポイントです。
名刺や公式サイトに書かれたアドレスと見比べ、アルファベットや記号が一文字ずつ一致しているかを確認しましょう。
複数の宛先を指定している場合は、一つでも誤ったアドレスが混ざっていないかもあわせて確認してください。
添付ファイルやメール容量の制限を確認する
Gmailでは一通のメールに添付できるファイルサイズや、送信時の容量に上限が設定されています。
容量を超えるファイルを添付していると、送信エラーになったり、自動的にGoogleドライブ経由の共有に切り替わることがあります。
ファイルサイズが大きすぎる場合は圧縮したり、複数のメールに分けて送信するなどの工夫が必要です。
どうしても容量が大きくなる場合は、最初からオンラインストレージの共有リンクを送る運用に切り替えるのも有効です。
ブラウザやアプリの不具合をリフレッシュする
ブラウザ版Gmailを利用している場合は、キャッシュやCookieの不具合が原因で送信ができなくなることがあります。
シークレットウィンドウでGmailを開き直すと、拡張機能やキャッシュの影響を受けずに動作を確認できます。
スマホアプリの場合は、一度アプリを完全に終了してから再起動したり、最新版にアップデートすることも重要です。
それでも改善しない場合は、一時的に別端末からログインして送信できるかを試すと切り分けに役立ちます。
Googleアカウントの制限やセキュリティ警告を確認する
短時間に大量のメールを送信したり、不審なログインが検知された場合、Googleアカウント側で送信制限がかかることがあります。
このようなときはエラー表示や警告メールが届いていることが多いので、受信トレイや迷惑メールフォルダも含めて確認しましょう。
アカウント保護のためにスマホへの本人確認やパスワードの変更が求められるケースもあります。
心当たりがない送信やログイン履歴がないか、アカウントのセキュリティ設定ページも合わせてチェックしてください。
エラー表示や差し戻しメールの内容を読み解く
送信後にエラー画面が表示されたり「Mail Delivery Subsystem」から差し戻しメールが届く場合は、その内容に重要なヒントが書かれています。
エラーメッセージには、宛先側のメールボックス容量オーバーや迷惑メール判定、送信ドメイン認証の問題など、原因の概要が含まれます。
英語のエラーコードでも、ドメイン名やIPアドレス、ブロックの理由などを読み取ることで対処の方向性を絞り込めます。
わからない英単語やコードは、そのままコピーして検索すると解説ページが見つかることが多いので活用しましょう。
スマホ版Gmailで送信できない場合のポイント
スマホアプリのGmailで送信できない場合は、同期設定やオフラインモード、モバイルデータ通信の制限などが影響していることがあります。
機内モードがオンになっていないかや、省データモードでバックグラウンド通信が制限されていないかを確認しましょう。
アカウント自体に問題があるかを切り分けるために、同じアカウントをパソコンのブラウザから開いて送信できるかも試してみてください。
アプリ側にのみ問題がある場合は、キャッシュ削除や再インストールで改善するケースも多く見られます。
エラーメッセージからGmailの送信トラブルを切り分ける
Gmailで送信に失敗したときに表示されるエラーメッセージは、原因を特定するための大きな手がかりになります。
日本語の簡易的なエラーだけでなく、英語の詳細メッセージやコードを読み解くことで、ネットワーク由来か、宛先側の問題か、ドメイン認証かといった切り分けが可能です。
よくある日本語エラーメッセージの意味
Gmailでは「メッセージを送信できませんでした」や「一時的なエラーが発生しました」などの日本語メッセージが表示されることがあります。
これらは多くの場合、ネットワークの一時的な不具合やブラウザとの相性、タイムアウトなどが原因です。
しばらく時間を置いてから再送したり、別のブラウザや別回線で試すと解消することがよくあります。
同じエラーが何度も繰り返し出る場合は、後述する英語の詳細コードやアカウント制限も併せて確認しましょう。
英語のエラーコードから原因を推測する
Gmailのエラー画面やバウンスメールには、英語でエラーコードが記載されていることが多くあります。
コードの前後に書かれている文言から、どのような送信ポリシーに違反しているのかを把握できます。
代表的なエラーコードと、そのときに疑うべきポイントを整理しておきましょう。
| エラーコード | 意味や確認すべきポイント |
|---|---|
| 421 4.7.0 | 送信ドメインの評価が低く一時的にブロックされている可能性 |
| 550 5.1.1 | 宛先アドレスが存在しないか入力ミスの可能性 |
| 550 5.7.1 | スパム判定やポリシー違反で拒否されている可能性 |
| 452 4.2.2 | 宛先のメールボックス容量がいっぱいで受信できない状態 |
バウンスメールの確認と対処の流れ
送信に失敗したメールは「Mail Delivery Subsystem」からの差し戻しとしてバウンスメールが届くことがあります。
バウンスメールを確認することで、エラーの種類や影響範囲を把握しやすくなります。
特に業務メールでは、どの宛先に対してエラーが出ているのかを正確に確認することが重要です。
- 差出人が「Mail Delivery Subsystem」のメールを探す
- 件名と本文に記載されたエラー内容を確認する
- 該当する宛先アドレスやドメインを特定する
- 宛先の担当者に別手段で連絡し状況を共有する
- 自社側で修正すべき設定や運用を洗い出す
設定や環境が原因でGmailを送信できないときの確認ポイント
Gmailの送信トラブルは、ブラウザやアプリの設定、セキュリティソフト、企業ネットワークなどの環境要因が絡んでいることも多くあります。
ここでは、パソコン環境やメールソフトの設定、会社のセキュリティポリシーなど、環境起因の問題を切り分けるポイントを整理します。
ブラウザと拡張機能の影響を切り分ける
広告ブロッカーやセキュリティ系拡張機能が、Gmailのスクリプト動作を妨げて送信できない原因になる場合があります。
一度すべての拡張機能をオフにした状態でGmailにアクセスし、送信できるかを確認してみましょう。
シークレットウィンドウでは拡張機能が無効化されることが多いため、手軽な切り分け手段として有効です。
企業端末の場合は、ブラウザのバージョンが古いことや、管理者による制限が影響しているケースもあるため注意が必要です。
- 広告ブロッカー拡張機能
- ウイルス対策拡張機能
- VPN関連の拡張機能
- 古いバージョンのブラウザ
- 企業ポリシーによる機能制限
SMTP設定や他のメールソフトから送信できない場合
OutlookなどのメールソフトでGmailアカウントを利用している場合、SMTPサーバー設定の誤りが送信エラーの原因になることがあります。
ポート番号や暗号化方式、認証方式が正しく設定されているかを確認しましょう。
ブラウザ版Gmailでは問題なく送信できるのに、特定のメールソフトだけ送信できない場合は設定の見直しが特に重要です。
| 項目 | 一般的な設定例の目安 |
|---|---|
| SMTPサーバー | smtp.gmail.com |
| ポート番号 | 465または587 |
| 暗号化方式 | SSLまたはTLS |
| 認証 | ユーザー名とパスワードで認証 |
会社のセキュリティやプロバイダの制限を確認する
企業ネットワークや一部プロバイダでは、スパム対策として外部メールサーバーへの接続を制限していることがあります。
社内のセキュリティポリシーで、GmailへのアクセスやSMTPの特定ポートがブロックされていないかを確認しましょう。
在宅勤務で社内VPNを利用している場合は、VPN接続の有無で送信可否が変わることもあります。
自分では判断できない場合は、ネットワーク管理者や情報システム部門に状況を共有して相談することが解決の近道です。
添付ファイルや容量制限が原因で送信できないケース
大きなファイルを添付して送信しようとしたときに、Gmailの容量制限やウイルスチェックが原因で送信できなくなることがあります。
容量オーバーや危険ファイル判定を避けるために、どのような工夫ができるかを知っておくと、送信トラブルを事前に防ぎやすくなります。
Gmailの添付ファイルサイズ上限と回避策
Gmailでは一通のメールに添付できるファイルのサイズに上限があり、それを超えると通常の添付として送信することはできません。
上限を超える場合は自動的にGoogleドライブへのアップロードに切り替わりますが、受信側のポリシーによってはそれも制限されることがあります。
重要な資料を確実に届けるためには、あらかじめファイルのサイズを把握し、最適な共有方法を選ぶことが大切です。
| 項目 | 目安となる制限やポイント |
|---|---|
| 添付ファイル上限 | 一通あたり数十MB程度が目安 |
| 送受信合計サイズ | ヘッダーやエンコードを含めると実サイズより大きくなる |
| 大容量ファイルの送信 | オンラインストレージの共有リンクを活用する |
| 相手側の環境 | 社内ポリシーで外部ストレージが制限されている場合もある |
容量オーバーを防ぐファイルの圧縮と分割
容量ギリギリのファイルをそのまま送ろうとすると、少しの差で送信エラーになってしまうことがあります。
ファイルを圧縮してサイズを抑えたり、複数のファイルに分割して複数通に分けて送ることで、容量制限を回避しやすくなります。
受信側が解凍や結合をしやすい形にしておくことも、業務メールでは重要な配慮です。
- ZIP形式でファイルを圧縮する
- 画像ファイルの解像度を適切に下げる
- 不要なページや画像を削除して軽量化する
- 複数通のメールに分割して送信する
- オンラインストレージにアップしてURLを共有する
ウイルスチェックや危険ファイル判定でブロックされる場合
実行形式のファイルや、一部の圧縮ファイルは、Gmailのウイルスチェックで危険と判断され送信できないことがあります。
業務上どうしてもそのようなファイルを送る必要がある場合は、パスワード付きの圧縮ファイルと別送のパスワード共有など、セキュリティに配慮した手段を検討しましょう。
相手側のメールサーバーでも同様のチェックが行われていることがあるため、事前に受信側担当者と手順をすり合わせておくと安心です。
企業間のやり取りでは、専用のファイル転送サービスを利用したほうがトラブルを避けやすいケースも多くあります。
スマホアプリでGmailを送信できないときの対処ステップ
スマホのGmailアプリや標準メールアプリからだけ送信できない場合は、アプリ固有の設定や通信状態が原因になっている可能性が高くなります。
パソコン版で正常に送信できるかを比較しながら確認していくことで、どこに問題があるのかが見えやすくなります。
Android版Gmailアプリで送信できないとき
Android端末のGmailアプリでメールを送信できないときは、同期設定やアプリの権限、バージョンの古さが原因になっていることがあります。
まずは端末の設定アプリからアカウントの同期ステータスを確認し、Gmailの同期が有効になっているかをチェックしましょう。
それでも送信トラブルが続く場合は、Gmailアプリのキャッシュやデータを削除したうえで再ログインすると改善することがあります。
アプリ自体が古い場合は、Google Playストアから最新バージョンにアップデートすることも重要です。
- アカウントの同期設定を確認する
- Gmailアプリのキャッシュを削除する
- アプリのデータを初期化して再ログインする
- アプリを最新バージョンにアップデートする
- 別のメールアプリで同じアカウントを試す
iPhoneのGmailアプリやメールアプリでの注意点
iPhoneではGmail公式アプリだけでなく、標準のメールアプリにGmailアカウントを登録して利用している人も多くいます。
標準メールアプリで送信できない場合は、アカウント設定に保存されているパスワードが古くなっているケースがよくあります。
二段階認証を有効にしている場合は、アプリパスワードの再発行が必要になることもあります。
Gmail公式アプリでも送信できないときは、App Storeからアップデートを確認し、通知されたセキュリティ警告に従ってアカウント保護の手続きを進めましょう。
| 確認ポイント | 主な内容の例 |
|---|---|
| アカウント情報 | メールアドレスとパスワードが最新か |
| 二段階認証 | アプリパスワードの再発行が必要か |
| アプリのバージョン | 最新バージョンへアップデートしているか |
| 通知と警告 | セキュリティ警告に未対応のものがないか |
同期エラーやオフライン設定の確認
スマホの省電力設定やデータセーバー機能が有効になっていると、バックグラウンドでの送受信が制限されることがあります。
機内モードやオフラインモードがオンになっていないかを確認し、必要に応じて一時的に無効化して動作を確かめましょう。
モバイルデータ通信が上限に達している場合も、通信速度の低下や接続制限が原因で送信に時間がかかることがあります。
Wi-Fiとモバイルデータを切り替えたり、別のネットワーク環境で試してみることで、通信回線に由来する問題かどうかを絞り込めます。
Gmailの送信エラーを防ぐために日頃から意識したいこと
Gmailでメールを送信できないトラブルは、いざというときに発生すると大きなストレスになりますが、多くは日頃の運用で発生しにくくできます。
宛先アドレスの登録やテンプレート化で打ち間違いを減らしたり、添付するファイルサイズを意識して管理しておくことは、その一例です。
また、ビジネスで独自ドメインのメールを使う場合は、SPFやDKIMなどの送信ドメイン認証を適切に設定し、ドメインの評価を高めておくことも重要です。
定期的にブラウザやアプリを更新し、セキュリティ警告には早めに対応しておくことで、思わぬ送信制限やエラーを未然に防ぎやすくなります。
今回紹介した原因と対処法を頭の片隅に置きながら運用していけば、Gmailの送信トラブルに遭遇したときにも落ち着いて対処できるようになるでしょう。
